消しゴムはんこで文字を彫る!楽ちんで面白い文字を彫るコツ

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こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。

消しゴムはんこでも文字を彫るのは難しいんだよなぁと感じているのではないでしょうか?

確かに文字とイラストを比べてみると文字は線が細かくて曲線が多くて彫るのが大変そうに見えますね。

でも待った!!イラストも文字も線の集まりであることは同じ。だから彫り方も変わらないはず。それなのになぜ難しいと感じてしまうのでしょうか?

一体文字のどんなところが難しいと感じているのかを突き詰めれば、自分にとって何を対処すればいいのかもわかって簡単だと思えるはず!!

そんなことで、今回は消しゴムはんこで文字を彫ることをテーマにみっちりとお伝えしていきます。

今回は顔でっかちな人と一緒に見ていきますよ!

それでは始めましょう!

1.なぜ消しゴムはんこで文字を彫るのが難しく見えてしまう?

消しゴムはんこで文字を彫るのは難しい、というのはよく聞きます。私自身も始めて文字を彫ったときは難しいなぁと感じた一人。

でもよーくよーく考えていくと、イラストであっても文字であっても鉛筆から出てきた線の集まりで何も変わりません。

ではイラストと違って文字を彫るのはどんなところが難しいと感じてしまうのか、よーくよーく見ていきましょう!

1-1.曲線が多い

漢字とひらがなとカタカナを並べてみて見ましょう。

ひらがなは曲線が多いですね。画数が大きいわけではないのですが曲線が苦手な人にとってはひらがなは難関になりそうです。漢字もカタカナも曲線はあるものの滑らか。つまり、曲線が難しいと感じている人からすれば苦手なものがたくさんあって難しい、となるのですね。

1-2.細かい部分が多い

漢字をよく見てみると、画数が多い漢字は線がたくさん交わりあって細かそうに見えます。特に漢字の「漢」。つくりは線の交わりが多く小さくくり抜くところ、線と線が接近しているところがありますね。

細かい図形をくり抜いたり、と線が接近しているところを誤って彫ってしまわないように彫るのが苦手と感じている人からすれば難しい、となりそう。

1-3.輪郭がない

どの文字でも同じですが、キャラクターなどの絵と文字は基本線の集まりなので変わらないです。曲線が多かったり細かい線の交わりが多かったりするけれどそれはキャラクターなどの絵でも同じこと。それでも文字を難しいと感じてしまうのはなぜでしょうか?

これを見てください。文字と絵を並べてみました。

文字と絵の違い。見てみると絵には輪郭があるけれど、文字の1文字1文字には輪郭がありません。1つの絵には輪郭があって、輪郭の中にパーツがある。

だから、始めに輪郭を彫って大きさの感覚や難しいところを測ることができますが、文字には大きさの感覚を測る輪郭がなく、パーツだけの集まりになるので、難しいところの集まりに見えてしまいます。

では輪郭がなくて難しく見えるのであれば輪郭を作ってしまったらどうでしょうか?こんな感じで

自分の目標を定めやすく輪郭を作って輪郭の中のパーツを彫るようにしていけば、イラストと同じような感覚で彫ることができます。外枠が決まってしまえば、外から内側に彫り進めていけそうですね!

始めは輪郭を作るのが難しいなぁ、と思ったら1文字の中でも分割できそうなところで輪郭を作ってしまい、慣れてきたら徐々に輪郭の範囲を広げていくとよいです。

自分のペースで小分けにして輪郭を作っていくようにしましょう!

1-4.上手に彫らなければいけないと思っている

文字というと上手、下手と見てしまいがちです。私も字が上手に書けないと思っていました。

文字を上手に描くかどうか、というのは子供の時の書道の授業からきていると思います。日本ではお手本のように字を美しく書くことが評価の対象になっていました。

そのため、お手本のような字が基準になって、上手か下手かと思うようになり字のコンプレックスが生まれていると考えます。

私も書道を習っていたわけではなかったので、書道の授業でいっぱい指摘を受けたり、クラス全員の書初めが体育館の壁にずらりと展示されて評価される、ということがありました。お手本と似たような、金賞と評価されたきれいな字の隣に並べられて、自分の字の下手さを見せつけられた記憶が強くあります。

でも、字の美しさを競ったりするのってすごく違和感があると思いませんか?だって、もともと文字は相手に意思が伝えるための手段だったはず。下手だから伝わらないものではないですよね。

私が中学生の時にカナダ人の中学生と文通をしたことがあったのですが、英語の書いてある内容を読む前にアルファベットを解読するのが大変でした。すごく癖のある字を書くことに衝撃でした。それでもじっくり見れば伝えたいことは分かる。

つまり、字は上手でなくてもちゃんと人に気持ちを伝えることはできるんです。上手かどうかよりも自分の気持ちが伝わるかどうかのが大切なこと。それは消しゴムはんこで文字を彫ったときも同じです。

どんなにきれいに彫れなくても、心を込めて彫ればその人の頑張った姿が想像できる、逆にどんなに美しく彫れていてもそれが機械が彫った物ならば人間味を感じない。

消しゴムはんこで文字を彫るときも、美しさよりも自分がどれだけ気持ちを込めたか、それだけでいいんです。とにかく楽しんで作ること、それが何もよりも美しい字です!

2.彫りたい文字を決める

文字の特徴も分かったし、どうやって彫り進めていくかが見えてきたけれど、具体的に何から始めたらいいんだろう?と迷ってしまいますね。

では、文字を彫っていくための順番を見ていきましょう。

2-1.彫りたい文字を決める

 

1.まずはどんな文字、言葉を彫りたいですか?

あなたが作りたい消しゴムはんこの文字はどんな文字ですか?名前?あいさつ?自分のブランド名?

 

意味を考えていくといろいろありますね。まずは彫りたい文字を決めましょう。自分がよく使いそうだな、と思う言葉だったり、相手に気持ちを伝えたい、自分の個性を出したい言葉から考えていくと出てきます。

そして、どんな文字の形で彫るかを考えたときに、パソコンでかわいいフォントやきれいなフォントを使って彫ることももちろんできます。でもせっかく自分の手で作るのに個性がないのはもったいない!!文字は上手に書こうとするよりも自分らしい文字を書くのがポイントです。せっかくであれば自分にしかできないフォントで作ってみましょう!

私だったら、「友達」にしてみます!

 

2.次に決めた言葉をどこに彫りたいですか?

どんな文字にするかが決まったら、どこにその消しゴムはんこを使いたいですか?お手紙?名刺?手帳?

 

使いたい場所と大きさを測りましょう。どのくらいの大きさでその文字を彫ったらよいか考えていきます。定規で測って、作りたい消しゴムはんこの大きさを決めましょう。そうすると、その大きさにに当てはめて文字の大きさが決まってきます。

私だったら、大きさは横3cm × 縦1.5cm

2-2.どんな文字の種類で彫るか決める

さあ、各文字は決まりました!でも、文字と言っても種類は様々です。ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字。意味のある言葉になると、日本語だけでなく、外国語でも表すことができますね。

身近な外国語と言ったら英語、韓国語、フランス語、などなどありますが、世界にある文字は120種類あります。面白い形ととらえてみると外国語で作るのもすごく面白いですよ!

例えば「友達」という言葉を見てみましょう。Google翻訳で「友達」という言葉を様々な言語で翻訳してみると

えぇ?!これ文字ですか?というよく分からない形がたくさん出てきます。見慣れない文字の場合、意味のある文字というよりも不思議な形くらいにしか思えないので、単なる図形を彫る感覚で彫り進めることができます。そのため、文字をきれいに彫るという意識も薄くなりとても楽な気持ちで彫り進めやすいです。

じゃあ、私の友達はカタカナとアムハラ語で作ってみることにします。こんな感じで!

3.消しゴムはんこで文字彫るポイント

消しゴムはんこで文字を彫るためにどんなことに気を付けていったらいいでしょうか?

文字が決まって彫り始めようと思っても、難しいと思われている文字を目の前にして大丈夫かなぁ?と不安になってしまうのでは?

せっかく作る消しゴムはんこが不安でいっぱいにならないように、具体例を見ながら消しゴムはんこで文字ために彫る前から彫った後までのポイントを見ていきましょう!

消しゴムはんこの詳しい彫り方についてはこちらをご覧くださいね!(消しゴムはんこの彫り方|とっておきの彫り方の技を伝授!

3-1.文字を彫る前のポイント

さあ、彫るぞ!と手を動かす前に、どんなことに意識していったらよいか3つのポイントをまとめました。気持ちの持ち方だけで消しゴムはんこの完成度は高まります。では見ていきましょう!

1.文字を文字としてみるのはやめましょう。

彫る文字を目の前にして、コレ大丈夫かなぁ?と思っても、文字であっても絵であっても線の集まりにすぎません。

文字には意味があるのでつい絵と別物として見てしまいがちですが、消しゴムはんこで彫るときは単なる図形です!消しゴムはんこを彫るときは意味のある文字ではなく、線の集まりとして考えていきましょう。

2.彫る文字を見たときにパーツを細かく分けて考えます。

難しそうだなぁと思ったら1文字ずつではなく、1文字の中でも分けられそうなところを分けていきます。文字ではなく図形ですから1文字ずつである必要はありませんよ!

自分がこの単位ずつだったらできそうだなぁというパーツを分割していきましょう。

3.無理して一気にやろうとせずに休憩しながら進めましょう。

消しゴムはんこを彫る作業は地味ですが重労働です。疲れがたまって翌日に疲れが残ってしまったら大変!!そうならないためにも30分、1時間、など自分で休憩するタイミングを作って意識的に休憩するようにしましょう。

先ほど彫る文字をパーツで分割できたので、この1つ1つのパーツが出来上がったところで休憩のポイントにする、というようにしてもいいですね!

3-2.文字を彫るときのポイント

1.文字のパーツに輪郭を作る

準備は万全、さあ彫るぞ!といきなりカッターを握りしめる前に文字のパーツをグループ分けしましょう。パーツをグループ分けするのは、パーツに輪郭を作って彫りやすくしていくためです。

では、具体例の消しゴムはんこの文字を見ていきましょう!

カタカナで「トモダチ」だったらこんな感じに分けてみました。

分割していくのは、必ず1文字で1パーツにしなくてもいいです。自分がこれだったら彫れそうだな、というところでグループ分けしていけば大丈夫です。自分の基準で彫れそうなパーツを分割していきましょう!

2.パーツが分割できたら彫っていきます。

イラストを彫るときも文字を彫るときも同じですが、まずは輪郭を彫っていき、外側から内側へと彫り進めていきます。先ほどパーツに輪郭を作りましたね。では自分なりに作ったパーツの輪郭を彫っていきましょう。こんな感じで!

3.輪郭を彫ってから文字を彫るときはできるだけ一筆書きで彫っていくのが理想です。

ただ、一筆書きで彫るのが難しいなぁと思ったら「角から角まで」彫っていくようにすると無理なくきれいに彫れます。具体例だったらこんな感じで角から角まで彫ります。

慣れてきたら鈍角も一筆書きで彫っていけるようになりますが、まずは無理をしないこと。一度に彫ろうとせずに自分のペースで休憩しながら彫っていきますよ!!

4.線と線が接近している場合は彫る深さは浅く浅くです。

線と線の距離が近ければ近いほど彫る深さは浅く、遠ければ深く深くです。

線が接近しているのに深く刃を入れてしまうと接近している線がうっかり彫れてしまうことがあります。そのため線と線が近い時は優しくなぞるように彫ってあげましょう。

5.濁点や点など、小さくてうっかり彫ってしまいそうなパーツは先に彫っておきましょう。

存在感を先に出して、彫っていくときにうっかり彫ってしまうのを防ぐためです。

具体例だったら「トモダチ」の「ダ」の濁点。濁点は点が2つ近い位置に隣り合っているので、2つの点を合わせて輪郭を作り、点と点の間は浅く彫るようにします。

3-3.文字を彫った後のポイント

文字を無事に彫ることができましたか?お疲れさまでした!

彫る前に準備して、彫るときも注意があって結構重労働でしたね。完成したら喜びとともに大きく深呼吸しましょう。細かい作業をしていたので呼吸が浅く、体内に酸素が不足し酸欠状態です。疲れを残さないためにも、大きく深呼吸して体の中に酸素を入れてあげてください。

出来上がった消しゴムはんこの出来栄えを見てみましょう。インクを押して紙に押してみます。外側の余計なところが浅くてインクが付いてしまったりしていませんか?

きちんと彫れておらずインクが付いてしまった余分なところはもっと深く彫ってあげましょう。

例えばここ!

トモダチの周りに黒い影。。。消しゴムを見ると黒くインクが付いているのでもう少し深く彫っていきます。

インクをつけて何度か消しゴムはんこのできあがりを確認して補正していってください。こんな感じでできましたよ!

出来上がりも確認できて完成!と終わりにせず、最後に体をしっかりとほぐしてあげましょう!

目をぱちぱちと瞬きして乾いた瞳に潤いを与えてあげます。消しゴムを彫っているときは線を凝視して瞬きが減っています。眼精疲労が起きていますので、目に蒸しタオルを当てて温めてしっかりと休めてあげてください。

肩や首、腰も固まっています。肩を上げたり下げたり、グルんと回してあげてほぐしてあげてくださいね!

消しゴムはんこを彫っているときは意外に体が緊張状態にありますので、終わったら体も心もリラックスの状態にしてあげましょう。

お疲れさまでした!

まとめ

文字で消しゴムはんこを彫ってみていかがでしたか?文字とイラストの違いから見ていきましたがよく見ていくとイラストも文字も線の集まりであることに変わりはないのが分かりましたね!

文字というと意味を持っているのでイラストとは別物のように見えてしまいがちですが、文字もイラストも線の集まりには変わりません。文字であっても図形としてみるようにしましょう。

とはいってもやっぱり文字は文字だよなぁ、と思ってしまうときは日本語以外の文字で同じ意味を持つ文字で彫ってみましょう。見慣れない文字の場合文字という認識がないのでおススメです。

そして、消しゴムはんこで文字を彫るときは上手か下手かは関係ありません。だから上手に彫ろうしなくても大丈夫!最も大事なことは楽しんで彫ることです!!上手なハンコは機械に任せて、人間味のある温かい消しゴムはんこを作りましょう!

文字の場合、イラストと違って輪郭がないので、まず文字のパーツを分割して分割したパーツに輪郭を作ってあげます。そうすればイラストと同じように彫っていけますね。文字は必ず1文字ずつではなく、自分のできるペースで分割して彫り進めていきましょう。彫るときは休憩しながらですよ!!

彫るパーツが分割できたらパーツごとに輪郭から内側へと彫っていきます。一筆書きが理想ですが、難しそうであれば「角から角まで」と決めて彫っていきましょう。落ち着いてゆっくりと!!

彫り終わったら深呼吸!!酸素を体の中にいっぱい取り込んであげてください。

押してみてどんな出来栄えかを見てみましょう。彫るのが浅すぎてインクが付いてしまったところはもう少し深く彫ってあげます。

無事に消しゴムはんこが完成したら、体をほぐしてあげてください。体は思った以上に疲れています。手、肩、首、腰をほぐして翌日に疲れを残さないようにリラックスしましょう。

文字に限らず、消しゴムはんこで彫るには難しいなぁと思う図案や文字があったときは図案をよーく見て、1つずついきましょう。落ち着いてゆっくり進めていけば必ず完成させることができます!

あきらめずにいろんな文字や図案にどんどんチャレンジしてみてくださいね!

ありがとうございました!

 

 

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