消しゴムはんこの彫り方|とっておきの彫り方の技を伝授!

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こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。

突然消しゴムとカッターを渡されて、「ハイ!好きに彫ってください」と言われてもちょっと困っちゃいますよね。

学生時代に経験した木版画と比べると、消しゴムは木よりも柔らかいし、彫刻刀じゃなくてカッターで彫るって?!ちょっと彫り方が違いそう。。。

基本的な彫り方は分かったけれど、いざ作りたい消しゴムはんこの図案を目の前にしてどう応用していったらいいのか戸惑ってしまうと思います。

初心者さんに向けた基本的な消しゴムはんこの彫り方はこちら(消しゴムはんこ初心者さん必見!楽しむためのポイント)でお伝えしていますが、今回は基本を応用した時の消しゴムはんこを彫り方をテーマにお伝えしていきます。

初めての方はまず基本的な彫り方をご覧くださいね。

実際に彫りたいかわいい図案は基本的な図形と全然違いすぎて難しそうで彫れない、と思わなくても大丈夫!!

ほとんどの図案は基本図形と大して変わりません!!

具体的な図案を用意して彫っていきましょう!今回は悩ましげな人と一緒に見ていきますよ。

それでは始めましょう!

1.消しゴムはんこの彫り方|彫り始める前にチェック!!

図案も用意できたし、消しゴムはんこを彫るぞー!といきなり始めるのはちょっと待った!きれいに彫れるようにしっかり準備しておくことが大切です。準備をするのとしないのでは、出来上がりも、疲労も変わってきます。どの手仕事でも道具は命!

では消しゴムはんこを彫るためにはどんな準備が必要か見てみましょう!

1-1.道具のチェック

まず、使う道具を見てみましょう。今回の消しゴムはんこを使う道具はこちらです。

・消しゴム

・消しゴムをカットするためのカッター

・消しゴムを彫るためのデザインカッター

 

 

 

 

ではどんな準備が必要か見ていきます。

【消しゴム】

消しゴムの硬さは自分に合ってますか?

私はいつも100均のセリアの消しゴムはんこを使っていますが、消しゴムの硬さによってさまざまな消しゴムはんこ用の消しゴムが販売されています。自分の力加減によって柔らかいのがいいのか、硬いのがいいのか、いろいろ試してお好みの消しゴムを探して行きましょう。

【消しゴムをカットするためのカッター】

切れ味はどうですか?私のカッターはかなりサビサビ。。。交換したほうがいいですね。

切れ味が悪いと無駄に力が入ってしまい、思わぬところで切りたくないところを切ってしまったり、消しゴムの切った断面がガタガタになってしまったり、切れないストレスでイライラしてしまいます。

【消しゴムを彫るためのデザインカッター】

デザインカッターの角度は45度と30度があります。私は刃先が鋭い30度のカッターを使っています。細かいところが彫りやすいと感じているからです。でもそれは私の手がそう感じているだけなので、あなたにはどちらがあるのか試してみるのがおススメです。

そして、デザインカッターは普通のカッターに比べ刃が薄く鋭いので劣化も早いです。刃先がすぐにかけてしまいます。そのため定期的に刃を交換しましょう。私の場合、6か月以内で刃を交換しています。交換してみると切れ味の違いがよくわかりますよ。

1-2.目標を決める

消しゴムはんこは一度に完成させる必要はありません。疲れない程度にまず、達成のポイントを置いて、ポイントを達成した時に次に進められるかを判断しながら進めていきましょう。

楽しくて、できあがりが楽しみでついつい彫り進めてしまいたくなると思いますが、疲労度が高く翌日に持ち越したり、体が動かなくなってしまっては大変です。

私も夢中になりすぎて肩こりや首のコリで何度も医者に行ってます。そうなってしまったらもったいない!!

特に消しゴムはんこを彫る、という作業は単純そうですが、目をかなり使います。目はとても繊細で目の神経は脳に直結しているため頭痛を引き起こしてしまいます。

そして体がぐらぐらしないように一定の姿勢を保とうとするので肩こりや首のコリを引き起こします。

そのため、どこまで彫るかポイントを決めながら、自分の体と相談しながら彫る作業を進めましょう。

1-3.お水を飲む

道具もそろったことだし、彫る目標もそろったからさあ始めよう!という前に、お水を飲むことをお勧めします。お茶ではありませんよ、お水です!

コップに半分のお水をちょびちょびと飲んで、お水が全身に染みわたるのを感じてください。

お水を飲むことによって集中して、体が動かしやすくなります。人間の体は電気によって活動しています。お水は電気を通す導体。つまり、全身に導体であるお水を取り入れることによって体内では電気エネルギーがいきわたりやくすなり、活動が活発にできる!ということです。

さあ、始める前に一杯いきましょう!

2.消しゴムはんこの彫り方|実際に図案を彫っていこう!

それでは今回は実際の図案を用意して、どこに基本図形が応用されているかを見ながら彫り方を説明していきます。

基本図形は

・直線

・塗りつぶされた丸、三角、四角

・塗りつぶされていない丸、三角、四角

・波線

でしたね。そして彫るポイントはカッターを持つ手を動かさず、消しゴムを動かしていくこと。

それでは基本のポイントを押さえたところで始めていきますよ。

今回彫る図案はこちらです!

白ヤギと黒ヤギです。同じヤギですがちょっと彫り方が違うところがありますね。

ちょっと難しそうですか?でも大丈夫!

このヤギ達を基本図形の彫り方を見ながら彫っていきます。それではスタート!!

2-1.図案を彫る順番

図案を目の前にしてうわー、どこから彫ったらいいんだ?と思っても大丈夫です。

基本の図形を彫ったときを思い出してください。塗りつぶした図形(まる、さんかく、しかく)の後、塗りつぶしていない図形を彫りましたね。

では図案だったらどんな順番かというと、

1.輪郭

2.内側

の順番に彫っていきます。

輪郭を先に彫ると全体の大きさが見えてくるので目標も立てやすく、どれくらいでできそうか、どこで休憩したらよいか計画も立てやすいです。

内側の場合は

・残すべき細かいパーツ

・彫る面積の広いところ

の順に彫ります。

では、輪郭、内側を具体的にどんなふうに彫っていくのか、今回の図案で見ていきましょう

2-2.輪郭を彫る

それではヤギの輪郭を彫っていきましょう。

白ヤギも黒ヤギも輪郭は一緒ですね。

輪郭を彫る順番を書いてみました。

分かりにくいですねぇ。。。輪郭を16ステップに分けました。

では、ステップを分けて見ていきますね。

ではまず1から5です。

1.のスタートは角の先端からですね。角は三角の輪郭になるので、角よりも出たところから刃を入れて線になぞります。消しゴムに彫る線を引いてみました。こんな感じです。

角は曲線、緩やかな波線を彫るように、消しゴムを動かしていきますよ!

2.短い線ですがわずかな曲線。1と2の角度を見てください。90度よりも大きな角度なので、慣れてくると刃を離さなくても一筆書きで彫り進められるようになります。もし不安な時は無理せずに一つずつ行きましょうね。

3.耳の輪郭です。耳は三角形の輪郭を彫るイメージです。三角の輪郭は角の先まで彫っていきますね。1と同じで刃を離すところは耳の先端のちょっと先まで行きましょう。

4.耳の輪郭です。1と同様に三角形の輪郭を彫るイメージで、耳の先端の先から刃を入れて耳の付け根まで彫ります。

5.4と5も鋭角なので、慣れていてできそうであれば一筆書きで彫り進めても大丈夫です。5.の場合、近くに「・・・」がありますね。この点を誤って彫ってしまうといけないので、ほかの線や絵が接近しているときは刃を出して浅く浅く彫ってください。緩やかな曲線ですね。波線を思い出しながら彫りましょう

そして髭の先端も三角形の輪郭。髭の先端の先まで彫り進めます。

どうですか?1~5まで彫ったところです。

6~9.三角のギザギザです。髭の先端は三角の輪郭髭の先端の反対側のギザギザは三角の内側を彫るイメージです。

髭の先端は線よりも先のところで刃を入れて彫りはじめ、先端と反対側は髭の先端の先まで掘り進める、

その繰り返しです。こんな感じですよ!

10.髭の先端から始まるので、三角の輪郭からスタートですね。髭の先端より先から刃を入れていきます。慣れてくると12まで一気に進められるようになります。10と11は鈍角、11と12の接点も鈍角ですね。無理そうだと思ったら一つずつ行きましょう。

11.口の輪郭は曲線ですね。丸の輪郭を途中まで彫るのをイメージして彫ります。

12.鼻のあたりは曲線ですが顔の輪郭は直線です。今回は耳の先端まで、鈍角を一筆書きで彫る挑戦をしてみましょう!

落ち着いて、力を入れすぎずにゆっくりと消しゴムを動かしましょう。

そして耳は三角の輪郭をイメージして耳の先端の先まで彫ります。

こんな感じになりましたか?ちょっと不気味な写真になってしまいました。。。

13.12で鈍角を一筆書きで彫ることができたら同じですね。1~3と同じで、耳の先端からスタートですが耳は三角の輪郭と同じで先端より先から刃を入れて彫りはじめ、角の先端の先まで。角の先端も三角の輪郭と同様ですね。角の先端の先まで掘り進めます。反対の耳と角を彫ったときと同じですね。

14.15.ちょっと細かくて難関です。でも大丈夫。落ち着いていきましょう。角の先端は三角形の輪郭。彫りはじめは角の先端よりも先ですね。14と15が鈍角なので一筆書きで一気にいってしまいましょう。心配でしたら無理に一筆書きにしなくても大丈夫ですよ。

角と毛のあたりはかなり近いので浅く彫りましょう!

16.角と毛のところは丸の輪郭と曲線、鈍角なので一筆書きで一気にいきますよ!!!やはり、角と毛の接近しているところは浅く浅くです!ではいってみましょう!こんな感じになりましたか?

輪郭できましたね!どうでしたか?黒ヤギも同様に輪郭を彫ります。

ぱっと見ると図形は複雑そうですが、一つ一つを見てみると基本図形が満載でしたね。そう、一つ一つ分解していけば、どの図案であっても見慣れた基本図形の集まりです。

落ち着いてゆっくりと彫っていきましょう!

2-3.内側を彫る

輪郭が完成したので次は内側です。内側を彫るときの順番としては、

1.残しておきたい細かいパーツを彫る

2.残さないで彫るパーツを狭い面積から彫る

という感じで進めていきます。ではまず輪郭のできたヤギたちを見ながら彫っていきましょう。

2-3-1.残しておきたいパーツを彫る

内側を彫るときは残しておきたいパーツから彫っていきます。それは、小さいパーツこそ始めに存在感を出しておけば、残すのを忘れてうっかり彫ってしまうことが少なくなるんですね。

では、ヤギの図案から残しておきたいパーツを見ていきましょう。

この場合、

・白ヤギの目

・白ヤギの鼻と目の間の筋の線

・鼻

・顔の外側にある「・・・」

ですね。緑のところです。怖いですね。

白ヤギの目は小さいですが、丸の輪郭です。ゆっくりと丸の輪郭を彫りましょう。

筋だったら一気に一つずつ彫るのではなく、まずは彫りやすく輪郭をまとめます。2つの線の輪郭で四角の輪郭を彫ります。

それから四角形の内側を彫るようにすればふたつの筋の線が簡単にできます。線と線が接近しているので浅く彫りましょう!

鼻ですが、楕円の輪郭と短い直線ですね。慌てずに「角から角まで」に彫るポイントを分けて、ゆっくり彫っていきましょう。

「・・・」のところは3つの点をまとめて楕円の円の輪郭を彫ります。それから内側を彫るようにします。

細かい曲線なのでゆっくりと落ち着いて。そして接近しているので刃は浅く入れて彫りますよ!!

まずは3つ点をまとめた楕円はこんな感じ

それぞれの点の輪郭を彫ります。非常に小さい点なので無理にきれいに彫る必要なありません。ちょっとくらい形がいびつになっても大丈夫。無理せずにゆっくりと彫りましょう。

こんな感じですね

2-3-2.残さないで彫るパーツを狭い面積から彫る

それでは次に彫りたいパーツです。

ヤギの図案で彫る細かいパーツを小さい順に見てみると、

・黒ヤギの目

・黒ヤギの目と鼻の間の筋

・ヤギの口

・ヤギの角

・白ヤギの毛

・ヤギの鼻の周り

・白ヤギの耳

・白ヤギの髭

・白ヤギの顔

・黒ヤギの毛と顔の境目

いっぱいですねぇ。でも一度にすべて彫る必要はありません。目的が細かく分かれたので、一つ一つを彫っていき、できるとこまでやったら休憩していきましょう。

【黒ヤギの目】

黒ヤギの目は小さな楕円の内側をくりぬく感じですね。非常に小さい円なので刃は浅くて大丈夫。小さな図形をくりぬくときは刃を深く入れるほどが大きく彫れますので、浅く彫って、小さすぎたら少しずつ刃を深く入れて2周、3周、と調節していきます。

ちょっと怖いですが、刃を入れたところです。

刃は大体1㎜くらいしか刃を入れていません。後は消しゴムをくるんと回せば小さな丸がくりぬけます。

こんな感じで!

【黒ヤギの目と鼻の間の筋】

今まではほとんど線を残して周りを彫っていましたが、今度は逆ですね。線をくりぬく。

小さな丸をくりぬくのも一緒ですが、線を細くくりぬくならば、やはり刃を浅く彫ります。ひっかける程度で大丈夫ですよ。力を抜いて「すっ」と筋を入れるように彫りましょう。こんな感じです。

【ヤギの口】

小さな横長の長方形の内側を彫る感じですね。角が丸まっているところは一筆書きで一気に、そして「角から角まで」で彫っていきましょう。こんな感じでくりぬきますよ!

【ヤギの角】

ヤギの角は三角の内側、四角の内側の集まりです。小さいので細かくて難しそうかもしれませんが、落ち着いてゆっくりと!!体調を見ながら一つ一つ彫ってい句のが大切です。鋭角のところ、鈍角のところ、どれくらいの角度だったら一筆書きでどこまでいけるかを見ていきましょう。そして、毛の曲線は丸の輪郭を彫るようにすれば大丈夫ですね。

一つ一つの三角と四角を彫ると、こんな感じで角になりました!

【白ヤギの毛】

白ヤギの毛のくりぬきは4つの丸の内側を彫るイメージです。4つ丸をくりぬいたら、真ん中あたりのくりぬけなかったところを彫っていくようにしましょう。

まずは4つの丸をくりぬいて

残りをくりぬく!

こんな感じになりました!

【ヤギの鼻の周り】

先に彫った鼻を彫ってしまわないように、まず鼻の周りの輪郭を彫って、少しずつ内側に内側に向かって彫ります。ゆっくりゆっくり落ち着いて!

まず内側の輪郭を彫って

さらに内側を彫ると、こんな感じで彫れました!

【白ヤギの耳】

耳は両耳とも三角の内側ですね!もうここまでくればできそうですね、さあいきましょう!

こんな感じですよ!

【白ヤギの髭】

白ヤギの髭ですが、髭の先端は、髭の輪郭を彫ったときと同じく、ギザギザです。三角の輪郭、三角の内側でしたね。そして彫る面積が増えてきましたね。白く彫るときはジグザグで斜めに彫っていきますよ。やってみましょう。

【白ヤギの顔】

最後の難関です!白ヤギの顔を彫りましょう。最初に彫った目や顔の筋を彫らないように、まずは輪郭を線に沿って彫ります。輪郭は「角から角まで」ですよ!それから内側に向かって彫ります。

落ちついてゆっくりいきましょう!あともう少しです!!

まずは輪郭を彫って

内側をさらに彫り進めると、白ヤギができました!

【黒ヤギの毛と顔の境目】

最後に黒ヤギの毛と顔の境目に線を入れましょう。これは細い線なので最後でなくてもよいのですが、今のままだと毛と顔の境目がなく、真っ黒な変な形をした顔のヤギ、になってしまいます。

そのため、ここに毛があるよ、と分かるように細く境目に線を入れます。

白ヤギと黒ヤギが彫れました!あともう少しですよ!!!

2-4.輪郭の外側の余計な部分を取り除く。

最後に、輪郭の外側にある余計な部分を取り除いていきます。輪郭から大体3㎜くらい残す気持ちで、カッターで取り除きましょう。

この余分な部分を取り除かないとインクを付けたときに図案の周りに余計な部分が写ってしまいます。きれいに取り除き、周りを彫りましょう。スレスレになりすぎないように気を付けて取り除いてくださいね。こんな感じです。

余分な部分を取り除いたら、輪郭の外側を彫ります。ここはインクが付かないように深めに彫るのがポイントです。こんな感じですね

完成です!すごく長かったですね。お疲れさまでした!!!

3.消しゴムはんこの彫り方|消しゴムはんこが彫り終わったら

消しゴムはんこが彫り終わってどうですか?完成したハンコを見ると、達成感が感じられてうれしいですよね!私もその達成感がうれしくて消しゴムはんこ作りに取りつかれてます。

でも、消しゴムはんこを彫った後の体は思った以上に体は疲れています。繊細な作業を頑張った自分をしっかりと労ってあげて、疲れを残さないようにしましょう。

では、彫り終わった後にどんなことをしたらいいのか見ていきましょう!

3-1.瞬きしよう

消しゴムとカッターをずっと見ていると瞬きが少なくなっています。目が乾いて疲れてしまっています。ぱちぱちと瞬きしてみてください。目がじんわりと染みる感じしませんか?目に潤いを与えてあげましょう。

近くばかりを見ているので、6mくらい先の遠くを眺めて視線を変えましょう。

そして両目をギューッとつぶって、パッっと開ける。3回くらい繰り返します。

集中して固まった目を動かしてほぐしてあげたら目をあたためて休めてあげましょう。

3-2.大きく深呼吸

作業に集中していると呼吸が浅くなっています。あなたの体は酸欠になっていますよ!酸素が足りないと血液の循環が悪くなったり、細胞が作り出すことができなくなるため、疲れやすいだけでなく、血流が悪くなって肩こり、冷え、代謝が悪くなり、さらに血液がドロドロになって。。。

大げさな?!と思うかもしれませんが、決して大げさな話ではありません。私も何度も肩こりや首の痛みに悩まされていますので、消しゴムはんこを彫る作業は重労働だ、とはっきり言わせてもらいます!

体内の酸素不足は侮れません。翌日に疲れを残さないためにも、大きく深呼吸して体に酸素を取り入れてあげましょう

3-3.体を伸ばしてリラックス

消しゴムはんこが彫り終わったら、グーンッと背筋を伸ばしてみてください。ちょっとパキパキッと固まった感じがしませんか?

同じ姿勢を固定していたので、首、肩、背中、腰は固まっています。優しくストレッチをしてほぐしてあげましょう。

どんなに姿勢をよく保っていたとしても、彫る線に夢中になるとどうしても猫背になりやすかったり目の疲れから肩こりが起こることもあります。

私もヤギを彫った後背中を伸ばしたらバキバキっと音がしました。結構固まってしまうんですね。

そのため終わったら体をグーンと伸ばして体をリラックスしてあげましょう。

まとめ

今回は消しゴムはんこを「彫る」ことを中心にお伝えしました。彫る前、彫るとき、彫った後、を見てきましたがいかがでしたか?おさらいしてみましょう。

彫る前にしっかりと準備しましょう。道具は整っていますか?体調は大丈夫ですか?せっかく彫るならばきれいに仕上げたいし、楽しんでもらいたいです。

実際の図案を目にしたときに難しい、と思うかもしれません。でも、実際に図案を見てみると基本図形の変形の集まりでしたね。大体の図形は基本図形の集まりでできてます。落ち着いてよーく見てくださいね。

実際に図案を見て始めるときは、目標のポイントを決めましょう。輪郭、内側の細かい部分、くりぬくところ、輪郭の外側、一度に進めずに一つ一つ達成するたびに続けられるか、いったん休むか決めながら進めましょう。

今回私は2匹のヤギを彫るのに輪郭を彫ったら休憩、内側を彫って休憩、輪郭の外側を彫って完成!と2回休憩を入れました。

それでも完成すると背中はバキバキになってしまうんです。なので体と相談しながら進めましょう。

図案を彫り進めるときは、難しいと思ったら基本図形のどこの応用になっているかを見ながら彫りましょう。一度に彫ろうとせずに「角から角まで」「まとめて輪郭を彫ってから内側を彫る」といったように、落ち着いてゆっくりと少しずつ進めましょう。大丈夫、たとえ進めるのが遅くても必ずゴールはあります。

消しゴムはんこを作るときのポイントも整理しています。(消しゴムはんこ作りのコツ|最高に楽しめる秘訣はコレだ!)うまくできないなぁと思ったらこちらもご覧ください

そして完成したら深呼吸!しっかりと体を休めてください。目、肩、首、背中、腰、思った以上に疲れてますよ。リラックスして体をいたわってあげてください。

ちょっと長かったですが、気持ちよく消しゴムはんこを彫るには、すべての行程を丁寧にすることが大切だと思います。ちょっとの手間で楽しめるならとってもお得です!

今回は基本図形からするとちょっと難しい図案だったかもしれません。でも、落ち着いて、順序を決めてゆっくり進めれば大丈夫!しっかり完成できます。

これからどんどんたくさんの図案に挑戦してみてくださいね!

ありがとうございました!

 

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