簡単にできる!オリジナル消しゴムはんこの本を作ってみよう

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こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。

皆さん、自分で作った消しゴムはんこって作った後どうしていますか?

そういえば何を作ったか忘れちゃった、引き出しの奥に眠ってる、なんてことありませんか?

私もこれまで作った消しゴムはんこはいつも使われているわけではなく引き出しにしまったままになっているものもあります。数が増えてくるとどんな消しゴムはんこを作ったのかわすれてしまうこともしばしば。

そこでかわいそうな消しゴムはんこたちのためにも、オリジナルの消しゴムはんこの本を作っちゃいましょう!

えっ、本なんて作れるの?印刷会社に頼まないとできないんじゃないの??と思っても大丈夫。簡単です!!一緒に作っていきましょう!

今回は本を作る「製本」についてお伝えしていきます。

今回はなぜかにくめない人と一緒に見ていきます!この人、イチジク浣腸ではありませんよ!!!

それでは始めましょう!

1.消しゴムはんこの本があるとなぜいい?

消しゴムのはんこを作りましょう!といったものの、本なんてわざわざいる?買っちゃえばいいじゃん、と思うかもしれません。でももし世界で一つしかないの本が作れたらちょっとワクワクしませんか?

ノートを買って後ははんこをぺたぺた押すだけ。とっても簡単だし別にそれでいいかもしれません。でもそれってただのメモ帳。それだけでも今まで作った物ができて楽しいのですが、ふーん、消しゴムはんこ作ってるんだ、だけ。

それに、本を自分で作ることは同じモノづくりの一つとして学ぶことや多くの気づきが得られることもあります。

では本を作るとどんないいことがあるのか見ていきましょう!

1-1.自分の成長を見ていくことができる

実際に本を作ろうとすると自分のデザインが必要になります。どんな色を選ぶか、どんな形にするか、どんな本にするか。始めて作ったときにも新しいことを挑戦した、という成長になっていますが、その時作った本を使い続けているうちに、

・もっとこうしたらよかったなぁ

・今度はもっと違うデザインの本を作りたい

・イメージする消しゴムはんこを作ってこんな感じで押してみようかな

・ポケットを作ってみたりしたいな

などなど、いろいろとアイデアが浮かんでくると思います。

まさに新しいアイデアが浮かんだ時こそ自分の成長できた瞬間です!使いながらもっと向上させたい、と思うということは、常にどうしたらいいか解決策を考えている状態。これは作り方を知っていて、自分で改善できることが分かっているから考えられて、さらに行動できるのだと思います。

そして本を作る、という目的に絞ってデザインを考えるようになるので、本を作るだけでなく消しゴムはんこを使ってデザインを考える、という成長にもつながります。

既製品のノートに今まで作った消しゴムはんこが押してあっても、消しゴムはんこを作る成長にはつながります。でも、自分の作ったハンコにしかフォーカスされないので、視野が狭くとても限定的になります。

それに、既製品は完成されたものだからこれ以上どうにかしたいと思っても、妥協してしまったり、作って改善するより、またどこかで違う既製品のデザインを探してしまう。自分が納得のいくものを「作る」という発想になりにくいです。

そこで「本を作る」という挑戦をすると、本が作れるようになるだけではなく、デザインを考えたり、付属品をつけたい、など本を作るために、さらに追加するためにどんどんいろんな知識を得るチャンスも増えます。

例えば、もし本を作ってみて、もっと表紙を厚くして頑丈にしたいと思ったら、どんな厚紙が良いかを調べたり、厚紙がダサい色だったらきれいな紙や布を貼って厚紙の色を隠しておしゃれにしたい、などの発想が出てくると思います。

じゃあ、厚紙に紙や布をきれいに貼るためにどんなのりが必要か?どうやったらきれいに厚紙が裁断できるか?など、これらの技術って実はカルトナージュの世界に精通しています。

本に写真を貼っておしゃれなアルバムを作りたい、となったらスクラップブッキング。

本にはんこを押すだけでなくストーリーを作りたい、となったら絵本。

思いもよらなかった自分自身の成長につながる可能性や自分の世界がとても広がる可能性が高いので、本を作るのはおススメです!

1-2.自分の作品を人に伝えやすい

本を作って消しゴムはんこを押しておくと、もし誰かに消しゴムはんこを含め、自分を紹介する時に言葉がなくても相手に自分のことが伝わりやすくなります。

既製品のノートに押してあるだけでも作品自体は紹介できますが、その時ってこんな消しゴムはんこを作っているんだな、くらいで終わってしまう。でも、もし本を作ってデザインまで手掛けていたら、はんこだけでなくどんな世界観を持った人なのかまで相手に理解してもらえるようになります。かなり強力な名刺代わりですね!

しかも自分で作った本だったら愛着があるのでどんどん見てもらいたくなるし、見せていくうちに自分の作品に自信が持てるようになります。

でも、人に見せるのって恥ずかしいし、馬鹿にされたらいやだなぁ、って思ったら、あなたが消しゴムはんこを作っている人からその自身で作った本をうれしそうに手渡されたときを想像してみて下さい。

「この人は消しゴムはんこを作るだけでなく、自分で本まで作る人」と知った時、私だったら

・物を作るのが好きな人なんだな

・自分の消しゴムはんこに自信があるんだな

・作ることを楽しんでできる人なんだな

・はんこを作るだけじゃなくてデザインも素敵だな

・本まで作っちゃってすごいな

などなど、その人に対して興味を持っていろいろ質問してみたくなります。

あなたがもし同じことをすれば、あなたに対して興味をもつ人が現れる、ということです。

あなたに興味を持つファンができたら、どんどん消しゴムはんこを作りたくなると思ったり、新しいデザインを考える原動力に変わっていきます。

もうこれはワクワクの連鎖になっていきますね!

1-3.デザインのヒントになる

過去に作った本を見返していくと過去の自分から新しい発想が引き出されることがあります。

例えば前に作ったデザイン。その時はいいと思っていたんだけど、時が経ってみるとなんか違うなぁと思う事ってあると思います。その時にどんな風に違うと思うのかなぁと考えてみてください。そうすると色を変えるといいかな、形を少し変えてみるといいかな、柄の間隔を変えてみようかな、など出てくると思います。

するとふいに新しい消しゴムはんこの図案が思いついたり、今までやったことのなかった発想が生まれてきます。過去の作品はある意味他人の作品だと思ってください。もう今の自分とは違う人が作り上げたもの。

だから決して成長前の劣っている自分の作品だと思うことはなく、こんな自分がいたんだな、と違う自分を見返してあげてください。次の自身の成長のヒントが隠されています。

そして、過去に作った物と新しく作った物が組み合わさってまた別の新しいものが作られることだってあります。眠っていた消しゴムはんこも意外なところで活躍できるきっかけになるので、作品を目の届くところに置いておくのはおススメです!

2.消しゴムはんこの本|製本について見てみよう

さあ本を作ろう!と言ってもいきなりでは作るのも大変。本と言っただけでもハードカバーの本もあれば雑誌、小説、パンフレット、とにかく製本の種類って自分が持っている本を見ただけでもいくつか種類があります。

では本を作るために、製本の種類や手軽にできる製本ってどんなものがあるのか見ていきましょう。

2-1.製本の種類

製本というと一般的に大きく2種類あります。それは並製本と上製本。うーん、お寿司の並と上とちょっと似ているかも。お寿司の並とか上ってネタの違いかなと思いますが、製本の場合、製法や特徴に違いがあります。

並製本と上製本、どんな違いがあるのか表にまとめてみました!

出典:国府印刷社(http://www.kokufu.co.jp/booklet/bind.php

並製本は本文の紙、表紙の紙をのりやホチキスで留める感じです。

紙の端で留めるのが「無線綴じ」や「平綴じ」、紙を半分に折って真ん中で留めるのが「中綴じ」「めがね綴じ」

どれも表紙と本文が一緒にホチキスやのりでとめられています。

製法も多いのでよく見かけるのは並製本で作られた本を身近でよく見かけることができます。例えば会社で印刷した資料をホチキスを使って左端や上にパチンとまとめたらそれは「平綴じ」です。

最近のオフィスにある大型の複合機では「中綴じ」ができるようになっているものもあります。

上製本はハードカバーの本。表紙と本文は別々で、まず本文の紙の端にのり、またはホチキスで留めて本文だけで製本した後に表紙をくるみます。製法が2段階なので作るのが大変。だから「上」なのかぁって感じ。でも、製法が多い分頑丈なので長持ちするんですね。

だから、例えば写真集は光で写真の色があせてしまわないようにハードカバーで写真のページが保護されるように、絵本は子供が落としてしまっても長く使えるように上製本が使われています。

そのほかに身近な製本として「新聞」があります。

新聞って、ただ半分に折ってあるだけだから本じゃないじゃん、と思うかもしれませんが新聞も「スクラム製本」という本です。

そして御朱印帳。アコーディオンカーテンみたいなやつ。これも「折製本」といいます。

そのほかにも製本は調べていくと様々な種類があります。海外ではまた違う製法の製本技術があったり、日本特有の製本があったり、見ていくと面白いですよ!

2-2.家庭でできる製本は?

製本の種類を見ていきましたがいかがでしょうか?見ていくと、何気なく見ていた本が様々な技術で作られていたんですね。

では、いざお家で自分で本を作ろうとしたときにどんな製本ができそうでしょうか?ピックアップしてみました。

2-2-1.スクラム製本(新聞)

【メリット】

これだったら紙を半分に折るだけ。道具もなくすぐにできそうですね。紙が増えたらどんどん追って増やせばいいしかなり手軽!

【デメリット】

保存という点では散らばってなくしたり、紙自体に厚みがあると重なっていくうちに折れなくなってしまうのでかなり薄い紙じゃないとたくさんのページを作ることはできなそう。

2-2-2.平綴じ

【メリット】

ホチキスで綴じておけば紙が散らばることはありません!ホチキスのところを補強するために布テープを貼っておけば強度も上がります。ホチキスだったら家庭用のもので大体40枚まで紙を綴じられるものもあり、新聞よりもたくさんの紙を本にできますね!

そして、パンチで穴を開けて糸で通して綴じるのも平綴じ!これだったら糸の長さがあれば何枚でも増やしていけます!

【デメリット】

ホッチキスで綴じた後失敗して綴じなおしをするとホチキスの穴だらけ。。。ホッチキスで綴じたとき、何度もめくっているうちに穴が広がって破れてしまったり、厚い紙だと1回で綴じられる枚数が限られてきてしまいます。

糸で通したとき、糸をほどくとうっかりバラバラに散らばる恐れがあります。そして、糸で結んであるだけなので糸が緩んでいると紙同士が摩擦して穴が広がって取れてしまうことがあります。

2-2-3.無線綴じ、上製本

【メリット】

製本をするためのキットが売られており、家庭で作ることができます。出来上がると見た目がとてもきれいで売られている本のように完成度が高いですね!本ができただけでも愛着がわいてやる気もおきそう!

上製本のキットを発見しました!

出典:手作り製本キットとじ郎(http://www.tojiro.co.jp/tojiro/index.html

【デメリット】

製本をするためには道具が必要です。キットは売られているものの、果たして何度も製本するのか?を考えて購入する必要があります。そして製本の手間がかかるので、本格的に自分で本が作りたい!という思いがないと難しそう。。

2-2-4.折製本

【メリット】

紙をパタパタ折って作るので身近な道具で簡単に作ることができます。もしかして作ったことがある人もいるのでは?表紙と裏表紙はつながっていないので折る紙の長さは長くても大丈夫!そして、紙が両面使えるので長さが短くても2倍の長さを使うことができます。

【デメリット】

折っていくとずれていくので作るのにちょっとしたコツがいります。長いとたたむのが大変。厚みが出てくるとかさばるのでしっかりと留めておく必要があります。そして複数の紙をつなげて使うときは継ぎ目が切れないように注意しないといけません。

ざっと家でできそうな製本を見ていきましたが、どうやら大体の製本は難易度はあるにせよどれも家でできそうです!

プロの技術がないとできないと思われていた製本も、キットが売られいたり、製本教室があったり、お家で本づくりが楽しめるんですね。本を作るのが楽しいと思ったときはぜひ難易度の高そうな製本にもチャレンジしてみると面白いと思います!

3.消しゴムはんこの本|簡単な製本に挑戦してみよう!

どうやら製本は自宅でもできそう、であれば簡単な本を作ってみましょう!

今回作る本は「折製本」。アコーディオンカーテンみたいな、御朱印帳でおなじみ?のアレです。御朱印帳ならぬ、消しゴムはんこ帳を作っていきます!

今回はベトナムでも手に入る材料で挑戦します。もちろん日本の文房具屋さんにもあるので安心してくださいね!

それではいってみましょう!

3-1.本を作るための材料

それでは本を作るためにどんな材料を用意したのか見ていきましょう。

左から、

・表紙用の用紙 1枚(A4サイズ)

・本文用の用紙 3枚(A4サイズ)

・のり

・はさみ、またはカッター

表紙用の紙は厚紙ではありませんが集めの紙を用意しました。

本文用の紙も両面を使うので画用紙くらいの厚みがあるのが理想です。

のりはスティックのり。水のりの場合、紙がよれてしまうことがあるので、スティックのりがおススメです。そして、はがれないようになるべく強度の高いのりを使ってください。もし強度の高いのりがないなぁというときは木工用ボンドでも大丈夫です。

はさみ、またはカッターは使いやすい方であればどちらでも構いません。

3-2.本を作る前の準備

さあ作ろう!という前に、まずはコップ半分にお水を用意してください。お茶やジュースではなくお水!そしてゆっくりとちびちびと飲みましょう。

えっ?!お水を飲むと何かあるの?と思うかもしれませんが、お水を飲むと電気エネルギーが全身に行き届きやすくなるんです。

お水がなぜ?電気エネルギーってどういうこと??というのは、お水は電気を通す伝導体です。そして私たちの体は神経を動かすときに電気信号によって動いています。つまり、お水を飲んで体内にお水が入ると、神経を動かす電気信号が全身に流れやすくなり、神経活動が活発になる、というわけです。

何か作業をする前にぜひお水をちょびちょび飲んでくださいね!

3-3.製本しよう

道具もそろってお水を飲んで準備万端!では早速折製本に挑戦していきましょう!

3-3-1.表紙、本文を半分に切る

表紙と本文用の紙を半分に裁断していきます。こんな感じで!

紙が厚くてカッターでうまく切れないときは落ち着いて!!

紙が厚くて一回で裁断できないときは、紙に裁断する目印の線を鉛筆で書いて、定規を当てて何度も何度も線をなぞるようにカッターで裁断しましょう。

3-3-2.本文を一枚につなげる

本文用の紙をつなげていきます。継ぎ目ののりしろは大体5mm程度にします。

継ぎ目の重なる部分はどちらを上にするのか決めて統一しましょう。例えば紙を右にどんどんつなげていく場合、左側にある紙は上に重ね、右につなげる紙は下に重ねる、というルールを決めてつなぎ合わせましょう。

糊付けはのりしろいっぱいに隙間なくのりをつけて、糊付けされていない箇所がないようにしましょう。こんな感じで一枚の長い紙になりました!

3-3-3.表紙の中に納まるように本文の余分な部分を切る

本文の端を表紙に貼るときに、本文が上下左右ともに3~5mm内側になるようにします。そして、紙をつなぎ合わせた継ぎ目を折り返し地点としたときに折り返しが表紙よりも内側になるように見てください。もし折り返しが表紙の外側になってしまうときは反対側の端を裁断して調整します。

表紙と本文の上下は今同じ長さなので、本文が内側に来るように余分な部分を裁断します。長いので少しずつ裁断しましょう。貼り合わせるときに裁断してもいいのですが、裁断がずれてしまって段差ができてしまうことがあるので、貼り合わせた後に切ったほうが継ぎ目がきれいになります。

まっすぐ直線でもいいですが、もし持っていたら、ピンキングばさみで上下をギザギザや波線にしても面白いですね!ちょっと長いですが落ち着いて切っていきましょう!

こんな感じで裁断しました!

3-3-4.本文を折りたたんでいく

本文の長い一枚の紙を継ぎ目の位置でジグザグに折っていきます。最初が山折りだったら次は谷折り、を繰り返して折りたたんでいきましょう。

継ぎ目を折ったときにこんな感じでのりがはがれることがあります。

なので、折ったときは必ずのりがはがれていないかチェックして糊付けしましょう。そして、折っていくとだんだん上下がずれていくことがあるので、上下が揃っているか、折る位置が曲がっていないか確認しながら折っていきましょう。

すべて折りたためたら、最後が折り目からはみ出てしまいます。

そのため、まずは折り目の位置に合わせて余分なところを裁断してください。こんな感じで!

3-3-5.表紙を貼る

折りたためたら、3-3-3で調整した通りに表紙を糊付けします。もう一度表紙と本文を貼り付ける位置を確認したら、本文と表紙の紙がはがれないように四隅にしっかりと糊付け、そして対角線上にバッテンにのりをつけて貼ります。こんな感じで表紙が貼れました!

3-3-6.裏表紙を貼る

表紙が貼れたら今度は裏表紙も貼っていきましょう。

裏表紙を貼るときは、本文と合わせるというよりも、重なったときに表紙と同じ位置になるように意識します。重ねてみてもし本文がはみ出てしまうときは折り目を折りなおすか、右端を裁断するなどして、裏表紙を貼ったときに本文がはみ出ないようにします。

裏表紙も本文が内側に収まっていることが確認できたらのり付けします!表紙を貼った時と同様に、本文の四隅と対角線にしっかりとのりをつけます。

そうしたら裏表紙を表紙の位置にそろえるように重ね合わせる感じ!しっかりと押し付けてのりがついたら、完成です!こんな感じでできました!!

3-4.製本が完成したら

「折製本」の本を作りましたがいかがでしたか?作ってみると道具もそんなにいらないし、作り方も結構簡単だったのではないでしょうか?せっかく本が完成したのにまっさらで本というよりノートですね。

それでは彩りをつけてあなたの本を完成させましょう!

3-4-1.表紙を飾り付けよう

折製本はまだまっさら。どちらが表紙か決まっていません。まずはどちらから開きたいか、表表紙と裏表紙を決めます。

そうしたら、あなたの本にはどんなことを描いていきたいですか?まずは本のテーマを決めてみましょう。

本のテーマが決まったら、テーマを連想する表紙をイメージします。どんな消しゴムはんこを使おうか、それともイラストを描こうか、本のタイトルを書こうか、どんどん好きなようにイメージしていってくださいね!

あなただけの本なので自由です。特にルールはないので気にせず自分の思うように彩ってくださいね!私も表紙にはんこを押してみました。こんな感じで!

3-4-2.本文にどんどん消しゴムはんこを押していこう

表紙ができたら本文も彩っていきましょう!もうここはあなたが自由にする世界なので、自分が面白いと思ったとおりに彩っていってください。上手とか下手とかは気にしなくていいです。あなたの思うテーマに従ってください。

私も今まで作った消しゴムはんこのはんこ集はどんなふうにしようかと考え中。

はんこを押すだけでなく、マスキングテープを使ってみたり、色を塗ったり、どんどんアイデアを紙に表現していってくださいね!

3-4-3.最後に深呼吸

製本もして、表紙も作って本文にもどんどん書きこんで、やりきったなぁ!と作業が終わったら、思いっきり深呼吸して終わりにしましょう。

集中していると呼吸が浅くなり体内が酸欠状態になっています。死にそうでもないし酸欠って大げさ、と思うかもしれませんが、集中しているときは脳は緊張状態になり、脳の呼吸の指令が乱れ、呼吸が浅くなってしまいます。

例えば、突然誰かが背中を押してびっくりした瞬間、状況が分かるまで呼吸が止まっていることを感じたことがありませんか?この時も脳は衝撃によって緊張状態になり呼吸の指令が乱れてしまったために呼吸のリズムが乱れてしまうんです。

そして、呼吸が浅くなり酸欠状態になると疲れがたまりやすくなってしまいます。翌日に疲れを残さないためにも、作業が終わったら大きく深呼吸して酸素を体の中に取り込んであげてください。

3-4-4.みんなにお披露目しよう

自分だけの本を作っていきましたがいかがでしたか?作ってみていろいろ難しかったところやうまくいかなかったところもあったと思いますが、手作りした本を見て「自分がんばったなぁ」とほめてあげてくださいね!

それではみんなに自分の本をお披露目してあげましょう!

自分だけしか知らない自分だけの本はさみしすぎます!!本にとっても、せっかく生まれてきたのにその価値を誰にも気づかれなかったらとても悲しすぎます。

見せたときに馬鹿にされるんじゃないかな、と不安になることはありません。だって、見た人は作ることすらしていない人かもしれない。そうしたら馬鹿にするどころか、自分にできないことをしている、と思うのではないでしょうか?

そして、もし下手だな、と言われてもすべての人がそう思っているわけではありません。

私は描いた作品をそれがたとえどんなに下手だと思ってもSNSで公開しています。人に見せたときに「面白い」「とても上手」と思う人もいれば「意味が分からない」「上手とは思えない」と思う人がいます。思うことは人それぞれで、みんなが同じ評価をするわけではありません。

それでも私は人に作った作品を見せ続けたことで、自分の世界を楽しんでくれる人も現れました。そうしてさらにやる気につながり上達していき、さらに自信がついてはんこだけではなくいろんなことに挑戦しようと思えるようになっていったんです。

なので、気にせずにどんどん見せてあげてください。私が体験しているように、ちょっとの勇気を出すだけであなたの世界が変わる可能性が広がります!

まとめ

今回は本を作ることについて見ていきましたがいかがでしたでしょうか?

見ていくと製本の世界も奥深くて驚きました。でも、決して職人だけができる特別な技術ではなく、やろうと思えば私たちにも本が作れることが分かりましたね。

とてもシンプルな製本「折製本」に挑戦してみましたがいかがでしたか?

挑戦してみて細かい調整は難しいんだろうな、とか曲がったりずれたり上手にできるか心配だな、と思うかもしれません。でもはじめに完璧にできないのは普通のこと。気にしないでどんどん挑戦してみてくださいね!

消しゴムはんこと本を作ることはつながりがないように思うかもしれません。でも、モノづくりという点では同じだし、本を作る中で消しゴムはんこにつながる気づきが人それぞれあると思ってます。消しゴムはんこをしているだけでは気づかなかったアイデアが、本づくりに挑戦したことによって生まれる可能性もあります。

とにかくまずは挑戦してみること!!

結果は気にせず、今の自分はどんな状態なのかを知ってこれからさらに勉強していけばいいだけです。いきなり完璧を求めなくても、面白いと思ったらどんどん挑戦していってください。

そして作った物はどんどんお披露目してあげてください!お披露目することによって学ぶことがたくさんあるし、出会いも広がる、自分のやる気や自信につながって、どんどん成長する循環ができていきます!

今回は簡単な本づくりでしたが、私も今度は上製本に挑戦してみます。

皆さんも楽しんで自分の本をどんどん作ってみてくださいね!

ありがとうございました!

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