こんにちわ!はんこクリエーターのみむらともこです。
突然ですが、あなたの趣味は何ですか?
「・・・?」
と間が開いてしまいそうなあなたに、趣味から見える世の中の趣味に対する考えや、自分に合った「趣味」を見つける方法についてをテーマにお話していきます。
趣味と聞かれると即答できないことありませんか?というか、私は固まります。
特に初対面でその人に対して好感や親しみを感じないと警戒態勢になるので、本当に知りたいと思っていそうにないと感じたときは質問されても困るなぁと思ってしまいます。
必ずと言っていいほどの鉄板の質問であると分かっていながら、あまり答えたくない質問だと思う方もいらっしゃるのでは?
私の場合、消しゴムはんこをつくるまでは答えられる趣味がなくて、適当に「音楽鑑賞」とかネタを用意して言ってました。
それでも、鉄板でよく聞かれるからこそ、趣味を持っていないと恥ずかしいことなのかな、と脅迫されているような気持ちにもなりますよね。
「実際に趣味って言われても思いつかないな」
とか
「これから何か自分に合った趣味を見つけたいな」
と思った方、趣味がないからといって思い悩まなくても大丈夫。
趣味は誰にでもあるものだと私が勝手に断言しちゃいます!!!
そこで、あなたに合った趣味を見つけるための方法をお伝えします。
さあ、あなたの趣味探しに向かって始めていきましょう!
1.社会人で趣味がない人ってどれくらいいる?
では実際に
「あなたの趣味について聞かせてください」
と質問されて多くの人はどんなことを答えているのでしょうか?ちょっと興味がありますね。
では、統計を見ながら趣味について皆さんがどんな回答をしているのか見てみましょう。
1-1.趣味があるか質問されたときどんな答えが多いの?
趣味について質問されたとき、みんなはどのように思って答えているのでしょうか?
私みたいに「なんで答えなくちゃいけないの?」とか「答えに困るなぁ」という人はあまりいないのかしら?
世の中の人たちがどのように答えているのか見てみましょう。
(出典:マーシュ調べ)
私のように答えに困っている人、結構いるんですね。特に若い世代に多いようです。私スレた人間じゃなかったみたいです。
そうすると、若い時に何度も質問されて困ったから、即答できるように無難な答えを用意している、または趣味がないと答えている感じが伺えますね。
様々な理由はあるにせよ、趣味について聞かれて困っている人は全体の6割!
やっぱり趣味を尋ねること自体が脅迫になっているのかなぁと思ってしまいます。確かに就職の面接でも聞かれるし、答えられないと落とされてしまうから答えられるようにとりあえず用意する、なんてことしていました。
あまり安易にする質問ではない気がするのは私だけでしょうか。。。
この統計から、世の中にある趣味についてのアンケート結果の6割の内容はとりあえずの答えであって、本当の結果とは違っている可能性もあるということになる?!
それでは、どんな趣味をしているかを答えた結果も見てみましょう。皆さんどんな回答をしているんだろう。
1-2.どんな趣味をしている人が多い?
それでは「あなたの趣味は何ですか?」の質問にどんな回答が多いのかを見てみましょう。
男女別で回答の多かったトップ10です。
(出典:マーシュ調べ)
このランキング見てどう感じましたか?
私はぶっちゃけていうと「無難な線だな」「ホントかな?」と思ってしまいました。本当はもっと少数意見があるから回答はこれだけではありませんが、よく聞く答えだし私も実際にその辺を答えておけばまあいいかと用意しておくネタが上位に入っているなぁという感じでした。
でも、先ほどのように、趣味をとりあえず答えている6割の層の答えが反映されているとしたら、トップ10が6割に相当する上位3位の順位も大きく変わる可能性があるということになりそうですね。世の中の趣味に関するアンケートの回答は本心が反映されているのか、というところにちょっと疑問を感じますね。
2.社会人は趣味がないと変なの?
様々なシーンでコミュニケーションの道具として答えを求められることの多いけれど、答えに困ってとりあえず回答している6割の人たちを悩ませる趣味。
でも「趣味」の定義って何でしょうか?趣味って持っていないといけないものなのでしょうか?
趣味に対する意識について見ていきましょう。
2-1.そもそも趣味って何?
趣味の意味について調べてみました。
趣味(しゅみ)は、
人間が自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。道楽。(出典:ウィキペディア)
今回のテーマからみると、本来の趣味の意味って私たちが思っている趣味の意味と違っている気がします。
好んですること。つまり自分が楽しいと思ってしていること。本来の意味から考えると無意識にしていることも含まれると私は考えます。
無意識に好んで習慣的にしているってどんなこと??
と思われるかもしれません。しかし、人間は習慣をもとに生きている動物です。無意識のうちに自分の好きなことを優先して生活の習慣に取り入れているのです。そうすると今は意識的に言える趣味がないと言っていても無意識のうちに趣味を実行していることになりますね。
例えば
新聞を読むときに、いつも必ず新聞の経済面の記事はチェックしている、としたら、それって十分に趣味だと言えると思いませんか?好んで習慣的にしていること、の定義にはばっちりハマっています!
とすると、趣味がないと思っている人でも趣味という自覚がなく好きで行動している趣味がある可能性は十分にあります。
2-2.「趣味がない」から浮かび上がる問題
趣味の言葉の意味からすると、誰もが趣味を持っていると思っています。それなのになぜ答えられないのか、ないと思ってしまっているのか、答えるのに悩ませてしまうのか。趣味の質問に対してどうしてこんなことが起きているのか考えてみました。
2-2-1.聞く人のデリカシーの問題
それって質問をする人のデリカシーのなさからきているのでは、と思います。
初対面のよくわからない人に、しかも上司にプライベートなこといきなりプライベートなことを話せますか?できる人もいると思いますが、警戒して話せない人もいます。趣味に関わらずプライベートなことをいきなり聞かれてなんでもどんどん答えられる人ってそう多くはないのでしょうか。
私だったら信頼のおけない人にいきなり自己開示をするなんて無理です。
初対面でとりあえず趣味を聞いておくか、くらいの軽い気持ち、場つなぎで聞くような質問にしては重すぎる。
趣味について質問する人も質問するのであれば、その質問自体が相手のプライベートなことであることの認識、答えに対して個性として配慮する必要があるという意識を持つ必要があるのではないでしょうか。
2-2-2.相手の期待に応えなければいけないと思っている
趣味の言葉の意味からすれば「習慣的にしている好きなこと」ですが、
「これって趣味と言えるのだろうか」とか「人に言うのが恥ずかしい」
と思ってしまうことありますよね。
私は就職の面接のときにこんなことがありました。
「好きな科目は何ですか?」
と面接官に聞かれ、その時私はあえて「音楽です」と答えました。
面接官は「いやいや、そうじゃなくて。。。」という様子で沈黙。
面接官は主要5教科の中で答えてほしかったのに、全く違う答えが返ってきて行き詰ってしまいました。
どんなに質問に対して素直に答えても、相手の期待に沿っていなければならない。と思っていることありませんか?
質問した相手が自分に嫌悪感を抱いたり、人格を疑われてしまう。そうならないためにも相手が納得できそうな答えを用意しておく必要がある、という状態が起きているのだと思います。
趣味に限らず相手の期待に応えようとすることで迷ったり苦しむことは多いですよね。子供の頃からの刷り込みなのかな、と思っています。テストで100点を取らなくちゃいけない、優秀な学校に進学しなければいけない、大企業に就職する、結婚する、女性だったら出産する。
自分の趣味についてまで、誰かの評価を気にしている意識の習慣が根強く出てしまっているのが感じ取れます。
2-2-3.自分の趣味に気付いていない
「趣味と言っていいか分からない」という迷いがあるというのは、趣味に対しての先入観が強いのかなと思います。確かに趣味と言ったら「知的に感じるもの」「アクティブに行動するもの」「コミュニティが存在しているもの」などとイメージしちゃいます。
そんな趣味に対するイメージと好きなことがぴったり当てはまらないから趣味として認められないと考えていることもあるのだと思います。
でも、「趣味」という言葉の意味から見るとどこにもそんな定義はないし、いつしかどこかで勝手に植え付けられたもの。一体どこから趣味に対する先入観が生まれたんだろう、と考えてみるとやはり人からの評価に影響が強くあるのでしょう。
でも私たちって人の評価を得るために生きているわけではないので、人の好きなことに合わせて趣味にする必要は全くありません。だからこそ、趣味の意味を正しく理解して、自分が好きなことに気付くことができれば趣味がないなんてことはなくなりますね!
3.社会人に趣味がないなんて嘘!あなたに合った趣味を探すには?
趣味が好きなことというならば、日常の生活を見つめていくと無意識だったけれどこれって趣味なのか!ということがある可能性は十分にあります。というか、人は自分が価値が高い、大切にしていることを優先にして行動しているので必ずあるはずです。
と言われても、「自分が好きなことって何?」「自分に合う趣味ってどうやって見つけたらいいの?」
といきなり見つけ出すのは難しいですよね。
自分に合った趣味を見つけるためのポイントをまとめました。自分の好きなことって何だろう、何か挑戦したい、と思っている方必見です!
3-1.趣味は人気で探すもんじゃない!
趣味を探そうとしたとき、よく見かけるのは人気の趣味とかおススメの趣味のランキングです。どんな習い事や趣味があるのかリサーチするにはいいかなと思うのですが、問題は果たして自分がそれをやったときに楽しめるかどうかです。
情報に流されて、周りの状況に合わせて趣味をするものの楽しくなかった、結局続かなかったというのはありがちです。
例えば、お得意先の会社の人と交流して関係をよくするためにゴルフを始めてコンペに参加するようになった。けれどゴルフをしていてもあまり面白くないし上達もしない。道具をそろえるにもお金がかかるし。。。など
ネガティブなことがどんどん出てきてしまったら「好きなこと」という意味で趣味と言えるでしょうか?
実は若者の間での趣味としてLINEやInstagramなどのSNSのコミュニケーションを挙げる人が多いそうですが、一方で「ウラハラ・マインド」なる言葉に挙げられているように、コミュニケーションに疲れている様子も伺えます。
つまり、SNSのコミュニケーションが好きだ、という人の中には周りの環境に合わせないと仲間として受け入れてもらえないという恐れが見え隠れしているように思えます。
ウラハラ・マインドとは?
1.『日本の将来は不安』だけど、日本のことは好き
2.つながっていたいけど、『リセットしたい人間関係』
3.自分たちが『社会をリードしたい』けど、変えることまでは考えていない男子
4.『老後の生活が不安』だけど、今は楽しみたい女子
5.欲しいものはあるけど、『堅実・節約家と思われたい』(出典:http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0420-004029.html)
つまり、自分の好きなことを知らずに環境や人の評価だけで趣味を見つけようとすると、楽しんで打ち込める趣味どころか、つまらなくてもったいない思いをしてしまうことが多くあります。それはもったいなさすぎる!!!
そんなもったいないことにならないためにも、趣味を見つけようと思うのであれば、情報や環境に流されることなく自分が本当に楽しいと思うことが何かを知っておくことはとても大切ですね。
3-2.自分の趣味は自分に聞いてみよう!自分に聞く5つのパーソナルチェック
この活動は楽しそうだな、やってみようかな、と思うのはまず直感を信じるのがいいと思います。でも、そんなにピンとこないんだよなぁ、と迷ってしまうときのために、
自分が何に対して楽しいと思っているのか、どんなことが楽しんで打ち込めることなのかを知るための5つのパーソナルチェックにまとめました。
私の例も書いていますので、例を見ながら進めていってみてください。
やってみると、「自分ってそんなこと考えていたんだぁ」と意外なことに気づいたりします。
それではスタート!!
3-2-1.あなただけの空間を占めているものは何?
上位3つを書いてください。出てきた答えの目的も書いてください。
例えば、私はパソコンが1位ですが、どんな目的でパソコンを使うのかはそれぞれ違いますよね。
調べごとをしたいのか、SNSをしているのか、などの目的も書きます。
あなただけの空間というのは、自分だけの空間をイメージしてください。
例えば、職場の席、寝室、書斎の机、車の中、リビングのいつも自分が座るところ、などです。
因みに私の場合、一人暮らしの部屋がわたしの空間には
1.パソコン
(消しゴムはんこの勉強をするのによく使っている)
2.消しゴムはんこの道具や消しゴム
(消しゴムはんこがいつでもすぐにできるように見えるところにある)
3.ノート
(勉強したことやアイデアをメモするためにやたらとノートがある)
が手がすぐ届くところにあります。
3-2-2.あなたは何に一番時間を使っている?
上位3つを書いてください。
そして、どうしてそれに時間をかけるのかも考えてください
これは1週間の生活や年間の生活から仕事も含めて多いもの上位3つです。
ちなみに私の場合はこんな感じです。
1.仕事
(貯金するため)
2.消しゴムはんこに関する勉強
(消しゴムはんこの活用や私の活動を知ってもらいたいため)
3.YouTubeでアニメを見る
(人間の感情や行動を描いているのを見ているのが面白いため)
3-2-3.あなたがワクワクして取り組めることはなに?
上位3つ書いてください。
そして、それをしているとどんなことにワクワクを感じるのかも考えてください。
ワクワクして取り組める、というのは無我夢中でついついやってしまうこととか、いつの間にか時間が経ってたと思ったり、それをしているときは疲れるよりも元気が出てくる、と思えるようなことです。
そこまでワクワクするものが見つからないなぁと思うときは、仕事の中でもどんな仕事だったら比較的面白いと思って取り組めるかを考えてみてください。
因みに私の場合はこんな感じです。
1.消しゴムはんこをつくること
(完成して達成感を感じるのが好き)
2.一人で旅行して歩くこと
(知らない土地でどんな文化があるのか、人の生活の様子を見るのが楽しい)
3.仕事で人と対話しながら分かりやすく説明すること
(相手に自分の意思が伝わり、対話によって相手が向上できるのがうれしい)
3-2-4.あなたは何にお金を使っている?
上位3つを書いてください。
そして何を求めてそれにお金を使っているのかも書いてください
月にどんなことにどれくらい使っているかをもとに考えていってください。
家賃や光熱費、食費などの必要経費も含めて書き出していってください。
1.家賃
(安全でリラックスできる空間)
2.旅行
(知らない土地でどんな文化があるのか、人の生活の様子を見るのが楽しい)
3.貯金
(世界中を旅行したい!)
3-2-5.それぞれの答えに対して集計する
質問の答えが出たらあともう少しです。
4つの質問の答えが出たら答えを集計します。質問の中で答えが複数出てきたものの数を数えていき、多いものから3つ出していきましょう。答えが違っても目的や理由から同じ分類になるものは同じとみます。
私の例だと、
1位:旅行・人を見る(6個)
2位:消しゴムはんこ(5個)
3位:リラックス(1個)
になりました。
例から見た結果をまとめてみると
1 | パソコン
(消しゴムはんこ) |
はんこ道具
(消しゴムはんこ) |
ノート
(消しゴムはんこ) |
2 | 仕事
(貯金するため) |
勉強
(消しゴムはんこ) |
YouTube
(人の行動や感情) |
3 | はんこ
(達成感) |
旅行
(文化や人の生活) |
教えること
(人との対話) |
4 | 家賃
(リラックス) |
旅行
(文化や人の生活) |
貯金
(旅行する) |
私の場合は分かりやすい趣味になりましたが、
例えば「育児」とか「仕事」など「えっ、趣味じゃないぞ。。。」となったときは、その中でも特にどんなことに楽しいと感じているのかを考えていきます。
例えば「仕事」だったら
それをしている中でも
・人と関わるのが好きなのか
・調査するのが好きなのか
・数字を操るのが好きなのか
・研究しているときが好きなのか
など、何をしているときに楽しいと感じているのかを考えていきます。
育児でも同じですね。どんな時に楽しいと感じているのかを考えていきましょう。そうすると、自分が何をしているときが楽しくて好きなのかが見えてきます。
出てきた答えをさらになんで?なんで?と求めているものを深く掘り下げていくとどんなことが好きなのかがよりはっきりと見えてきます。
あとは自分が好きな行動や考えに当てはまりそうな趣味を探していけば、自分に合った趣味が見つかる!というわけです。
まとめ
私たちは誰かの評価を気にしながら生きていることが多くあります。生活においても趣味においても同じことが言えます。本当は趣味があっても人に言うのが恥ずかしいと思わせてしまったり、何か答えないといけないと思わせてしまう状況を作らないようにみんなが配慮していく必要があると思います。
そして趣味は「好きなことで習慣的に行動しているもの」
趣味にかっこいいもかっこ悪いもなく、自分自身が楽しいと思えていればそれこそが趣味になるんです。
しかも誰もが趣味を持っていて、そのことに気づいていないだけ。だから趣味がないと嘆くことは全くありません。趣味がないから慌てて探そうなんてしなくても大丈夫ですね。
これから趣味として何か行動したい思うときは、誰かのおススメや人気、情報に流されるのではなく、自分の好きなことが何かをしっかりと知ることが大切です。やってみたけれど「いや~これ面白い!好きだわ!」と思えていないならそれは趣味ではありません。
自分を知るセルフチェックでぜひ自分の大好きなことを見つけ出してくださいね!
セルフチェックで自分の好きなことが見いだせたなら、趣味に限らず仕事でもやりたい仕事を見つけることに応用することもできます。
そして、セルフチェックは一度やったからと言って一生同じ結果になるわけではありません。環境や状況が変わると自分の好きなことも変わっていきます。なので、最近どうかなぁ、と思ったら定期的にチェックするのをおススメします。
ありがとうございました!
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