ベトナムのダナンの治安は?住んでみて分かったダナン!

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こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。

突然ですが、ベトナムのダナンに行ったことありますか?

実は私ベトナムのダナンに1年住んでいました。最近にわかに話題になりつつあるダナン市です。

成田からも直行便が就航し、日本人観光客も増えているし、世界で見ても評価が高いビーチリゾート地。もしかしたら聞いたことがある、行ってみたい、行ってみた!なんて声が上がっているのでは?!

それにしても、消しゴムはんことベトナムって全然関係ないじゃん、と思うかもしれませんが、そもそもベトナムで生活するきっかけを与えてくれたのは消しゴムはんこでした。

そして、私自身ベトナムで生活しているうちに、やっぱり私は消しゴムはんこクリエーターとして活動する!という決心をさせてもらえたし、ベトナムの人たちとも消しゴムはんこを一緒にやりたい、教えたいという目標を作ってくれました。

そんな消しゴムはんこと切っても切れないベトナムのご縁。感謝を込めて勝手になんとなく案内してみようと思います!

いざ行ってみたいなぁと思っても、ベトナムは東南アジアで新興国。海外の治安は気になるところですよね。

そこで実際に住んでみた経験からダナンの治安ってどんな感じかをお伝えしていきます。

今回は鼻が利くかもしれない人と一緒に見ていきます!

それでは始めましょう!

1.ベトナムのダナンの治安を知る前に

そもそもベトナムのダナンってどんな街かイメージ出てきますか?最近にわかに出てきた地名、という感じなので知らない、という人も多いと思います。実際にベトナムのガイドブックを見てもホーチミン、ハノイのページ数に対してダナンは1ページ程度だったり。まだまだ情報が少ないです。

まずはダナンの治安をお伝えする前に、一体どんな街なのかダナン市の基本を見てみましょう!

1-1.ベトナムダナンの位置

ベトナムのダナンってどの辺?よく分からない、という人多いと思います。私も住み始めるまでダナンという街があることすら知らなかったほど!

ということで、ダナンの位置を地図に出してみました。

出典:Google Map

ダナンは赤い印のあるところです。細長いベトナムの真ん中あたりに位置しています。

よく見てみると東にはフィリピンが。ダナンからフィリピンへの直行便はまだありませんが案外近いです。

そしてダナンから西へ一直線に進むとラオス、タイ、ミャンマーまで進めます。と言ってもかなり遠いですが。。

でも、ひそかにダナンは海路、陸路、空路もそろった貿易都市です

1-2.ベトナム第3の都市

ベトナムで一番大きな都市と言ったら南部にあるホーチミン。そして次に首都ハノイ。

そして3番目に大きな都市としてダナンが出てきます。ダナンって第3の都市っていうくらいだから結構都会では?と思うかもしれませんが、日本で言ったら大阪や名古屋イメージとは違います。

人口で見ると大体100万人。日本で言ったら大体仙台市と同じくらい。

でも、ダナンは電車もないし、主な交通手段はバイクかタクシー。最近市内を路線バスが走るようになったけれどどこに行っちゃうのか、いつ走っているのかも分からない感じ。

うーん、日本の似ている都市と言ったら、私の勝手な主観ですが沖縄県の那覇市に似ている感じがします。

ただ、ここは観光都市なんだな、と感じるところもあります。歩いていると欧米人がたくさんいるし、海沿いにはずらりとリゾートホテルが立ち並んでいます。さすがはビーチリゾートと言っているだけある!

ビーチは東側なので天気が良い時は朝日が拝めます!

市内には欧米人に対応したバーなどのお店もたくさんあります。

そして街はホーチミンやハノイのような昔からある歴史ある古い町並み、というよりは都市開発が始まって10年くらいの新しい都市。街を見ていると「目指せシンガポール!」と言いたげな感じがします。

バイクはたくさん走っていますが、道路がきれいに整備され、幹線道路は車線が多く、一方通行も多いので渋滞はありません。ただ、歩いていると工事中のところが多く足がかなり汚れます。

そして、海外からの投資も盛んに行っており、日系企業もどんどん進出していて、日本人の在住者も増えてきています。これからさらに変化していく街だな、というのが感じられます。

ダナン市の情報が記載されたダナン市のホームページを紹介します。

http://www.danang-yokohama.jp/danang.html

ダナンは世界でも注目されている観光地ではありますが、実は市内ではあまり英語が通じません。外国人が訪れるようなホテルやレストラン、銀行、空港では英語が通じますが、市内のローカルなところではベトナム語。その点は日本と似ているかもしれません。

1-3.ダナンの人たち

そんな急速な発展を見せているダナン市ですが、ダナンに住んでいる現地の人たちはどんな感じかというと、温和で人懐こい人が多いです。

基本他人のことに深入りしないけれど、困っている人は助けたいと思っている感じがします。

そうそう、この写真も得体の知れない屋台をのぞき込んでいたら誘われて一緒に夕食を食べました。

さらに現地のお友達からは「今使っていないから」とバイクを使わせてもらうことになりました。私の前にやってきたのはスクーターではなくギアの付いたスーパーカブ。

私は日本でも原付バイクすら乗ったことないのに、いきなりギアの付いたバイク。乗ったことない、どうやって操作するんだ??と思っていたら、周りでコーヒーを飲んでいるおじさんたちがわらわらとやってきて、すごく熱心に「ブレーキブレーキ!」「アクセル回しすぎない、もっと緩やかに!」みたいな感じのことをジェスチャーでレッスンしてくれました。

さらに、毎日朝出かけるときは駐輪場に必ずいるおじさんが私の運転をチェックしてくれる。根底には困っている人を助けたいという気持ちがあるのだな、とすごく感じました。

そして、ダナンでは貧困層との差があまりない感じで、実際にダナン市内では貧富の差が少なく物乞いする人もほぼありませんでした。

さらに日本語を勉強している人が多く、日本人とお友達になりたいと思う人が多かったようです。日本語で話しかけられたり、日本語で教えてくれたりしました。決してセールスではないですよ!

会話の中でも純粋だなぁと思うことがたくさんありました。恋愛の話をしていてもなんだか学生時代に戻ったような感じ。照れながら好きな人のことを話している姿がとっても初々しい感じでした。

街は急激に発展しているけれど人々は素朴で、発展の途中にあるところなんだな、と感じます。

生活している人たちはとても温かいのですが、商売となると別。観光客に対し恐ろしいほどの執着を見せます。

市場に行くと腕をつかまれて引き込まれたり、歩いていると隙あらば!!という感じでモグリなバイクタクシーがよってくる。タクシーも遠回りされたりタクシーを選ばないとメーターを無視して請求してきたり、ということがあります。

これはダナンが特別じゃなくてほかの国でも一緒な感じ。それでも、異常な額を請求するほどの悪人はあまりいない気がします。

それに思いのほかスリがいない。ホーチミンではスマホをもって歩いていると盗られる、カバンのひもをはさみで切って盗られる、と聞いたことがありましたが、ダナンではそもそも歩いているそばにバイクや人がとても少ないので近づいて盗るということはありませんでした。だからと言って絶対に盗られないわけではありませんよ!!

2.ベトナムのダナンの治安は大丈夫?

人も優しそうだし、なんだか安全そうな感じしました?

でも実際どうなんだろう、というと絶対に安全だというわけではありません。それはベトナムに限らず、日本であっても世界のどこでも同じですね。

では、ダナンの治安に関してどんな危険があるのか、どんなことに注意したらいいのかを見ていきましょう!

2-1.ダナンは日本と同じではない

たとえダナンがベトナムの中で治安がいいと誇る街であっても、日本と同じわけではありません。そこはいいとか悪いではなく、文化の違いとして見ていく必要があります。

例えば、ダナン市では治安を維持するための特別の条例があります。

・ダナンのビーチ内ではたばこのポイ捨て禁止

・お酒の販売は22時まで。市内の居酒屋は大体23時閉店です。

・男性の方はホテルに女性を連れ込むと罰せられますので注意ですよ!!

条例や法律はかなり短いスパンで変わっていくようなので、行くときにはどんな条例があって気をつけないといけないのかダナン観光案内所などでチェックしたほうが良いです。

(ダナン観光案内所:https://ダナン観光ガイド.com/

そして、道路は日本と逆で車やバイクは右側通行。さらにバイクの数が多く、交通事故も多いです。交差点は信号がとても少なく、サークル上の交差点が多いです。ですので交差点での事故が多く、バイクが転ぶのをよく見たし、お友達が事故に遭った話もよく聞きました。

渋滞がない分スピードを出しているバイクもいるので、慣れない日本人が道路を横断する時は怖いです。道路を横断する時はアイコンタクトでゆっくりと進むこと。「私横断します」と目でバイクに訴えつつゆっくり歩くとバイクはすり抜けてくれます。

むしろ怖くて止まったり後ずさりするとバイクも混乱してぶつかる可能性があります。相手は慣れたドライバーなので、「私は行きますよ!」と目力で堂々とゆっくり進めば大丈夫です。

市場でお買い物する時は値段交渉するのが基本です。そして、いらないときにははっきりと「いらない」と振り切らないとかなりしつこい。

そして、あまり並んで待つことはしません。大きなスーパーのレジは並ぶようにしますが、小さなスーパーやトイレは空いたらすかさず入る。弱肉強食の世界です。でも、これが悪いのではなく、そういう文化で成り立っているだけ。

だから、並ばないことにイライラせずに、自分も積極的に入っていけばいいです。みんながそうなので、横から入っても怒られることはないです。

2-2.親日国家でとても親切にしてくれる

ダナンにいて感じたのは日本が好きな人が多いことです。ダナンでは今韓流ブームで、ドラマもアイドルもファッションも韓国。韓国のトレンドがアツい中でなぜ日本人?という感じ。

それでも、小学生の頃から日本語教育を導入していたり、日本語学校がいくつもあったり、日本語を勉強している人が多いです。

日本語を勉強しているから使いたい、というのもあるのでしょうが、日本人の友達が欲しいと思っていて、ご飯を食べていたりすると話しかけられて「コーヒーを飲みにいきましょう」とよく誘われたりします。

とにかく彼らは積極的でどんどん話しかけてきます。一人でふらっとご飯を食べていたり、街を歩いていてちょっと困ったことがあったとき。日本では知らない人に声をかけられることがほとんどないので、はじめはすごくびっくりしましたが、ダナンにいるとそれがよくあることだったのであまり気にしなくなりました。

さらに日本人だというだけでごちそうしてくれたことまでありました。

たまたま入ったレストラン。隣に座っていたおばさんが「どこから来たの?」みたいなことを聞かれて、「ニャッ、ニャッ?」と連呼されたので、「ニャッ(日本)」と答えたらなぜかとても笑顔になりお金を払ってくれました。

きっとこれはまれなことかもしれませんが、ただ日本人というだけでとても親切にしてくれたり親近感を持ってくれることは確か。街の人たちはただ仲良くなりたいと思っているだけなので、話しかけられたときは引かずにお話すると面白いですよ!

2-3.女性が安心して歩ける

ダナンでは男性は女性を大切にする考え方です。レディーファースト。女性の日が年に2回もあって女性は大切にされているのを感じます。さらに、荷物を持ってあげたり、傘をさしてあげたりは当たり前。食事をしているときに女性が嫌いな食べ物を彼氏でもない男性の皿にのせて押し付けるのも普通。

女性の日には花屋さんの前にずらりと花が並べられ、男性がプレゼントを買っていきます。

日本では女性だからと言ってここまで親切にされたことないぞ!!ベトナム人女性になりたい!!と思うくらい本当に女性には親切!!

ダナンにいて一番驚いたのは、女性の意識。

今ダナンではミニスカートをはくのが主流で、みんながミニスカートをはいています。さらに、ミニスカートをはいてバイクにまたがってしまうところ。

「ミニスカートでバイクに乗って大丈夫なの?気にならないの?」

と言っても、それが普通。みんなしているし別に何も気にしないよ、とのこと。日本でそんなことをしたら絶対に犯罪に巻き込まれてしまう!!と思ってしまうけれど、それが気にならないし、男性も気にしていないし問題の引き金にもなっていない、というのは日本よりもある意味治安がいいのかな、と思いました。

私は毎日30分くらいかけて歩いて仕事に通っていましたが、歩いていて気にしていたことと言えば、交通事故とバイクタクシーと犬に吠えられるくらい。夜歩いていても襲われる危険を感じたことはありませんでした。

ただ、すべてが安全というわけではありません。夜狭い路地を入っていけばちょっと怖いこともあると聞きます。さらに、海沿いの欧米人が多いところ辺りもちょっと怖いと思うような通りはあるそう。

とにかく深入りしなければそんなに危険なことはないです。ほぼ歩いて生活していた私が今も生きているのだから、バイクに気をつければダナンは事件に巻き込まれることってほとんどありません。

だからと言って羽目を外していいってわけではないですよ!!自分の身は自分で守る。それは基本ですよ!

まとめ

ダナンの治安について見てきましたがいかがでしたか?

ベトナムがダナンの治安維持のために力を入れている、とはいっても日本と違うところはたくさんあるし、住んでいる現地の人の習慣や思想が違うのでそこに戸惑うこともあると思います。

日本と違うからと言って治安が悪い、ということではなくて、この国の常識なんだな、と受け入れてしまえばイライラすることも恐れることもありません。

治安がいい、東南アジアで適当な感じだから何をしてもいい、というわけではありません。彼らも適当に見えるかもしれませんがその国の法律に従って生きています。郷に入っては郷に従え、ということ、自分の身は自分で守ることは忘れないでください。

商売となると強烈な執着を感じますが、住んでいる人たちは穏やかでとても親切です。言葉が分からなくても一生懸命伝えようとする気持ちが伝わってきてとても温かみが感じられました。

そして、私がこの国で唯一覚えたとても役に立ったベトナム語の一言があります。それは「カモン(ありがとう)」です。

英語でもなくベトナム語でこの言葉を言ったときの対応は大きく変わりました。言葉は違っても「ありがとう」という感謝の言葉のエネルギーは世界共通なんだな、と感じられました。ぜひベトナムに行ったときは使ってみてくださいね!

そんな温かいと感じられたところだからこそ、自分の好きなことを活かしたいと決心するきっかけを作ってくれたのだと思います。そしてダナンで消しゴムはんこを教えたい、という目標が私の中にできたと思っています。たった1年の生活でしたが、今度行ったら第一声は「ただいま」と出てくると思います。

そして、10年でめまぐるしく変わったダナンの街はこれからも変わり続けていくと思います。2017年はAPEC開催都市としてホテルやマンションの建設が盛んです。そして投資に力を入れていることからも外国人が増えていき、現地の人々の生活や意識も大きく変わっていくと思います。

今だからこそベトナムらしさを感じつつ観光地としても楽しめる街のような気がします。

ダナンは食事もおいしいし、心配するような大きなトラブルはあまりない安心して過ごせるところなので、海外は初めてでちょっと怖いなぁと思っている方にはおススメです!!

ぜひ一度ダナンに遊びに行ってベトナムを感じてみてください!

ありがとうございました!

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コメント

  1. 田中賢司 より:

    私も2回ほどダナンに行きました。昨年の7月に行ったのが最後です。みむら様の文章を読んで、全くその通りだ、と感じました。私がダナンに行った目的は、ダナンで日本の大衆食堂(現地の人も現地の料金で食べれる店)をしたいと言う事で行きました。そこで私が気になっていたことが治安です。
    私が行って感じた事に間違いがなかったと実感しました。外国ですから風俗や習慣が違うのは当たり前です。このことを頭に入れて行動すれば、トラブルから避けられると思っています。ホーチミン市から見れば、ダナンの方が人間的にも治安的にも安全です。参考になりました、ありがとうございました。

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