消しゴムはんこ用の消しゴム|消しゴムの特徴を徹底比較!

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こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。

消しゴムはんこ用の消しゴムってどれくらいの種類があるか知っていますか?

現在文房具、クラフトショップ、100円ショップなどで消しゴムはんこのために作られた消しゴムが販売されています。その種類はほんとに豊富で、様々な店に行くたびに違う種類の消しゴムを見つけることができます。

そんなに種類がある消しゴムはんこ用消しゴム。一体どれを使ったらいいのか分からない。。と迷ってしまいますね。私も全部でどれくらいの種類の消しゴムがあるのか数えたことありません。

そんな種類豊富な消しゴムはんこ用の消しゴムっていったい何が違うのでしょうか?

今回は消しゴムはんこの消しゴムをテーマにお伝えしていきます。

マズいかもしれない人と一緒に見ていきますよ!

それでは始めましょう!

1.消しゴムはんこ用消しゴムにはどんな種類がある?

消しゴムはんこ用消しゴムを見ると、消しゴムはんこ用の消しゴムを製造しているメーカーは大きく2社あります。

・株式会社シード(メーカーサイト:http://www.seedr.co.jp/

シード社は「ほるナビ」という消しゴムはんこ用消しゴムを販売しています。この消しゴムは田舎に住んでいた私も見かけたのでシェアが高いと思います。私も買ってみました!

・ヒノデワシ株式会社(メーカーサイト:http://www.hinodewashi.co.jp/

ヒノデワシ社は「はんけしくん」という消しゴムはんこ用消しゴムを販売しています。馴染みのない会社かもしれませんが、ヒノデワシ社は「まとまるくん」という消しゴムを製造しているメーカーです。まとまるくんだったら知っているかな?はんけしくんが手に入ったので買ってみました!

そのほか100円ショップでも消しゴムはんこ用の消しゴムは販売されています。因みに私はいつも100円ショップのセリアで販売されている消しゴムはんこを使っています。これですね。

各メーカーのサイトを見ても種類がたくさんありますね。因みに、カッターを使わなくても作れる消しゴムまでありました!お子さんでも安心して作れそうですね!面白そう!!

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(出典:株式会社シード(メーカーサイト:http://www.seedr.co.jp/))

種類はたくさんありますが、実際にどんな違いがあるのか見てみましょう。

1-1.大きさの違い

消しゴムはんこ用の消しゴムは大体がはがきサイズを中心に、はがきの半分サイズ、1/4サイズが販売されています。キット販売だとキットにある図案に合わせた大きさもあります。大きなものではA5サイズというのもあります。

主流がはがきサイズなのは年賀状のようにはがきに使われることが多いから?というのもありますが、消しゴムはんこをたくさん作る人にとっては便利で経済的なんです。

大きいサイズの消しゴムの場合、小さいサイズの消しゴムよりも図案のサイズに制約がなく、木版と違って消しゴムは柔らかいので好みのサイズをカットしていくつも消しゴムはんこを作ることができます。

自分がどんな大きさの図案の消しゴムはんこを作りたいのかでサイズを選べますね。

1-2.厚さの違い

消しゴムはんこ用の消しゴムを見ると、はがきサイズが基準になっているのはどのメーカーも同じです。はんけしくんも、ほるナビも、100円ショップの消しゴムもはがきサイズが基準になってます。

でも、消しゴムの厚さを見てみると10~12mmと5mmの2種類があります。どうして厚さに違いがあるのでしょうか?

厚い方が丈夫でしっかりしていて、持ちやすくていいんじゃないの?と思うかもしれません。確かに消しゴムが厚い方が押すときに持ちやすいです。でも、持ち手にコルクや木をつけてかっこよくしたい、というときは薄い消しゴムの方が押しやすいはんこに仕上がります。

厚い消しゴムに持ち手の木をつけるとはんこの持ち手部分が高くて、押すときに押す位置が分かりにくくて、背が高い分不安定になってしまいますね。

一方薄い消しゴムに持ち手の木をつけると持ち手部分と消しゴムが一体になっている感じがします。見た目にもすっきりした感じになりますね。

厚い消しゴムには持ち手部分が含まれていると考えると、わざわざ持ち手部分を用意しなくても便利です。一方、薄い消しゴムは単体だと薄くて押しにくいですが、持ち手を別に用意してくっつけると見栄えの良い消しゴムはんこになります。

1-3.値段の違い

100円ショップで買える消しゴムはんことそれ以外の消しゴム。サイズはほぼ同じですが値段が100円ショップで買ったものよりも3倍!この差は何でしょうか?見てみましょう。

材質で見るとどの消しゴムも「塩化ビニール樹脂」。唯一ゴム版だけが天然ゴムでした。塩化ビニール樹脂も材料の配合の比率や劣化に対する品質が違うのかもしれませんが、値段の違いは材質だけではなさそうですね。

では、製造元はどうでしょうか?100円ショップセリアで販売されている消しゴムは「MADE IN CHINA」でした。はんけしくんはというと「MADE IN JAPAN」おっ?!もしや産地の違いで値段が違う?!ではほるナビはどうでしょうか?「MADE IN VIETNAM」えーっ!!!ベトナムで見たことないけどどういうこと?!

いずれにしてもどうやら産地の違いでもなさそうです。

そのほかで考えられるとしたら、メーカーのブランドでしょうか。100円ショップ以外のシード社やヒノデワシ社では、ホームページを見ると消しゴムはんこ事業の取り組みに対してとても積極的です。そして、消しゴムはんこ作家とコラボしたりと、消しゴムはんこを認知することに貢献しているブランドとして付加価値がついていると考えられます。

すると、ブランドの価値だけで値段が違うってこと?というのもなんだか納得いきませんね。私もちょっと解せない。。というわけで、実際に使ってみて消しゴムの質や彫ったときの感覚の違いを見ていきます。

2.消しゴムはんこ用消しゴムの彫った感覚の違いは?

消しゴムはんこ用消しゴムにいろんな種類があるのに、その違いがいまいちよく分からない。。ともやもやしているので実際に彫って彫り味や感覚の違いを見ていきます。

今回仕入れられた5種類で試していきます

・ほるナビ(かため)

・ほるナビ(スタンダード)

・100円ショップセリアの消しゴム

・はんけしくん(ハードタイプ)

・ゴム版

 

 

はんけしくんは硬めのタイプしか手に入らなかったのでちょっと残念ですが、硬めでも硬めでなくてもそれぞれメーカーの違いが確認できそうですね。そして、天然ゴムという違う素材の時はどうなのかも気になります。

そして今回彫る図案はこちらです。

これが何なのかはよしとして、それぞれの消しゴムで彫ったときの感覚の違いを見ていきましょう!

2-1.図案を転写した時の違い

それぞれの消しゴムに図案を転写してみました。ほるナビやはんけしくんは表面に白い粉がたくさんついているので使う前にふき取らないといけないですね。

実際に転写してみたところ、こんな感じになりました!

【ほるナビ】

左上:ほるナビ(かため)、右上:ほるナビ(スタンダード)

一番きれいに図案が写りました。今までゴシゴシ転写していたけれど、軽くこすっただけでしっかりと写ってびっくり!!こすってもいないのに隣の図案まで写ってました。

【はんけしくん】

真ん中:はんけしくん

表面がザラザラしていて、転写しても表面のでこぼこで鮮明さがない感じになってしまいました。

【100円ショップセリアの消しゴム】

左下:100円ショップセリアの消しゴム

図案は鮮明に転写されるのですが、表面の色が濃くてちょっと分かりにくいんですよね。これはいつも思っていたのですが、もうちょっと薄い色だったらばっちりなのにちょっと残念な感じです。

【ゴム版】

右下:ゴム版

封を開けたときのゴム臭さが強烈!!!実はゴム版は初めてなのですが、まさかこんなにゴム臭がするとは驚きました。そして、ゴム版は厚さが5mmよりも薄いのですが消しゴムより硬い。最初の印象はそんな感じでした。でも、図版は鮮明に転写されました。ちょっと期待してます!

2-2.輪郭を彫ってみた時の違い

まずそれぞれの消しゴムで図案の輪郭を彫ってみました。

【ほるナビ(かため)】

全く使ったことがなかったのでどれだけ硬いんだ?と名前だけですごく力が入ってしまったのですが、実際に彫ってみると思いのほか硬さを感じず、スムーズに彫り進めることができました。

消しゴムの彫りかすも出にくく、いつも使うセリアの消しゴムとゴムの質感が違う、とすぐわかるほどです!

消しゴムを触った感じはツルツルではなくちょっとザラザラ。砂消しが柔らかくなった感じで、ゴム自体が伸びずにぼそぼそ切れる感じです。私の手の感覚では硬めとはいっても程よく硬くて彫りやすいなぁ、という感じでした。

特に細かい図形は程よい硬さがあるので、スムーズに彫れるもののうっかり彫ってしまうことはありませんでした。

【ほるナビ(スタンダード)】

かためのほるナビに比べると確かに柔らかくて、ちょっと刃を動かしただけですぐ彫れてしまうので、硬めの彫るナビを彫った後に彫ってみたら力が入っていてうっかり彫ってしまう、ちょっと危なっかしい感じでした。

力加減が慣れていないせいもあったと思いますが、かためのほるナビよりもするすると彫れていくので、刃を彫り進める抵抗が少なくて力がいらない感じでした。

力がなくてもスルスル彫れるので、初心者さんだったら彫りやすいと感じると思います。

【100円ショップセリアの消しゴム】

いつもなじみの消しゴムなので、一番彫りやすいと感じるかなぁと思いきや、ほるナビを彫った後に使ってみたところ、なんと硬い!!ほるナビのかためよりも硬い!!!と感じました。慣れって恐ろしいですね。

ほかの消しゴムを使ってみて、いかに力を使っていたのかがよくわかりました。ただ、力が必要な分うっかりと彫ってしまう心配が少なく、ゆっくり彫ればきれいに彫れる感じでした。

【はんけしくん(ハードタイプ)】

はんけしくんは彫った感じだと同じ硬めのほるナビよりもかたい印象でした。そしてスムーズというよりザラザラしている感じがあって、障害物を乗り越えていっている感じでした。

【ゴム版】

初めてのゴム版です。刃を入れたとき、いや、入れようとしても硬くて刃がゴムに刺さりにくい!刃の動きもギシギシと進まず、カッターでほるのに一苦労です。抵抗が強くて進んでいかない感じでした。なんとか輪郭は彫りましたが、ギブアップです!!!

硬すぎるし、彫るのが大変、カッターだけでなく道具を考えた方がよさそうだな、という印象でした。消しゴムとは質感が全く違います。さすが天然ゴム。。。

それぞれどうにか輪郭が彫れました。。。

2-3.それぞれの消しゴムの比較まとめ

ゴム版はリタイアしてしまいましたが、残り4つの消しゴムを彫っていきました。こんな感じです!

個人的な感覚ではありますが、ほるナビ(かため)は彫りやすかったです。意外にもいつも使っている消しゴムが比較してみるとそれほど彫りやすいわけでもないことが分かり驚きました。

彫った結果どんな違いを感じたのか表にまとめてみました。

個人的な感覚もあるので一概には言えないところではありますが、

ほるナビやはんけしくんは「かため」と言いつつもそれほど硬くなく、むしろ100円ショップセリアの消しゴムよりもスムーズでした。かためだから彫りにくいというわけではなく、力が必要な分うっかり彫ってしまう心配が少ないので、細かい図形の多い図案の時はかための消しゴムを使うときれいにできそうです。

じゃあ、柔らかいとよくないのか、というとそういうわけではなく、無駄に力を入れずに彫れるので、彫る面積が多い図案はサクサクと彫れていくので疲れにくいです。初心者の慣れない方だったら、力を入れずにするすると彫れていくので彫りやすいと感じると思います。

スムーズさと硬さは似ているのですが、感覚的にセリアの消しゴムはプラスチックのツルツルな感じ、ほるナビやはんけしくんは砂消しのようなザラザラな感じ。うどんとそばの違いのような感覚でした。

うどんはツルツルしていて粘り気があって切れにくい感じですよね。でも一方のそばはボソボソしていてブツブツと切れやすい。

うどんのようなツルツルしたセリアの消しゴムはゴムの粘り気がちょっとあって、刃をしっかりと入れないと彫れなくて彫りかすが出やすいです。でも、そばのようなボソボソしたほるナビやはんけしくんは粘り気が少ない分切れやすくて彫りかすがあまり出ませんでした。

ゴムの質の違いが彫りかすの量でよくわかりました。

3.消しゴムはんこ用消しゴムを選ぶコツ

それぞれの消しゴムの特徴を見てきましたがいかがでしたか?それぞれ特徴は違いますが、それが良し悪しではないです。特徴をうまく利用していけば消しゴムはんこをきれいに仕上げられると思います。

ではどうやって選んでいけばいいか見ていきましょう!

3-1.図案で選ぶ

消しゴムの硬さの特徴から考えると、

かためのほうが力が入る分、うっかり細かい図形を彫ってしまう心配がないので、細かい図形を彫るときに利用するときれいにできそうです。

一方、彫る面積が多い図案の場合、柔らかめのほうが力を入れずにたくさん彫り進められるので楽に彫ることができます。

図案の大きさを見て、彫る量と細かさで消しゴムを使い分けていくとよさそうですね。

3-2.用途で選ぶ

消しゴムの厚さによって、持ち手を付けるかどうかによって消しゴムを選択することもできます。消しゴム自体を持ち手とするならば厚い消しゴムを使えば持ち手を用意する必要がありません。

木やコルクなどで持ち手を作りたいときは薄い消しゴムのほうが使いやすいハンコになります。

薄いと質が悪い、というわけではなく、用途でどちらかを使い分けることができるようになってます。

3-3.どんどん試してみる

とはいっても、どの消しゴムを使うのが正しいか、間違いか、ということはありません。どれでも彫ることはできます。

私自身は実はずっとセリアの消しゴムを使ってきました。だから、あまり違いを意識したことがありませんでした。体がそんなもんだよね、と慣れてしまっていました。それはそれでもいいと思います。

でも、実際にほかの消しゴムを試してみて、違いが分かって、使い分けする方法もあることが分かった上、自分の体の使い方が偏っていたことも分かりました。

いろいろ試してみることによって気づきも多く、今まで苦手だと感じていた図形も、消しゴムの違いによって楽に彫れるかもしれない、という可能性もあります。

自分の手の使い方によって感覚も違うと思いますので、ぜひいろいろ挑戦してみることをおススメします。

3-4.あまり消しゴムにこだわらない

どの消しゴムが最適かにこだわりすぎないことも大切です。いくら消しゴムとはいっても買い続けると結構な値段になります。こだわったとしてもゴムはゴム。消耗品で、劣化は免れません。

私は100円ショップセリアの消しゴムを使っていますが、3年以上たっても消しゴムはんことしてまだ現役で使うことができています。手入れをちゃんとすれば何年かは楽しめるものです。

ただ、いつかはさよならする時がある有限なものなんだと思って、有限な時間を楽しむ、そしてさよならしたらまた新しい消しゴムはんこをその時の感性で作る。それでいいのかなと思っています。

いつまでも作った当時の感性にこだわらず、自分の進化とともに消しゴムはんこも進化する、と思って割り切ることも大切かなと思って執着しないようにしています。

まとめ

今回は消しゴムはんこの消しゴムについて比較してみましたがいかがでしたか?

消しゴムはんこの消しゴムってまさかこんなに種類があるとは私もびっくりしました。どんどん進化し続けているんですね。

消しゴムはんこの消しゴムは大きさの違い、厚さの違い、硬さの違い、消しゴムの質の違いがありましたが、実際に使ってみてるとどれも特徴がありました。

今回比較したのはごく一部の種類の消しゴムです。まだまだたくさんの種類の消しゴムがあるので特徴はもっと別れてくると思います。

消しゴムの特徴を知ることで、彫る図案や手の感覚から消しゴムの特徴を活かして消しゴムを使い分けることができて、消しゴムはんこがきれいに作れそうですね。

そして、いろんな種類の消しゴムで彫ってみると特徴や自分の体の使い方など発見が多いので、様々な消しゴムではんこを作ってみることをおススメします。特徴が分かれば、使い分けができて自分の可能性が広がると思いますよ!

ただ、いろいろ彫ってみるときに注意は体の状態を確認すること!!今回私は一度に4つの消しゴムはんこを作りましたがかなり疲れました。そんなに大きなハンコではなかったのですが、消しゴムはんこを彫る作業は侮れません。

彫るときは休憩しながら進めてくださいね!

いろんな消しゴムで消しゴムはんこ作りに挑戦してご自身の可能性を広げてください!!

ありがとうございました!

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