こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。
消しゴムはんこ、細かい部分を彫るのは難しそう。。。と思っていませんか?
確かに図案だけ見ると細かくて上手に彫れるのか不安になってしまうことあると思います。
でも大丈夫!消しゴムを彫るという作業はどんな図案であっても彫る事には違いありません。だから何も心配することなんてありません!誰でも簡単にできます!断言しちゃいます!!
うーん、確かに彫るだけなのは分かるけど、うまく彫れないんだよねぇ、という方のために細かい図案の彫り方のコツをお伝えします。
今回は一体になった人と一緒に見ていきます。
それでは始めましょう!
目次
1.消しゴムはんこの細かい図案の彫り方|簡単ってホント?
細かい図案を彫るのは簡単です!と断言しましたが、なぜ簡単だと言い切れるのでしょうか?そしてなぜ難しいと思ってしまうのでしょうか?
消しゴムはんこを彫る、ってどういうことなのかを見ながら、細かい図案を彫るのがなぜ簡単なのかを見てみましょう。
1-1.消しゴムはんこの基本はなぞる!
まず、この図案を見てみてください。
では、「この図案の線の縁を赤ペンでなぞっていってください。そして、白いところはペンで塗りつぶしてください」と言われたらどうでしょうか?
線に沿ってなぞるのも、白いところを塗るのも簡単簡単!って思いませんか?きっと多くの人がスイスイと赤ペンを使って線をなぞり、塗りつぶせると思います。
これが消しゴムはんことどう関係あるの?というと、実は消しゴムはんこも基本の作業は線に沿ってなぞるのと同じです。消しゴムはんこだったら、紙が消しゴムに変わり、ペンが刃に変わっただけで考え方は全く同じです。線が太かろうが細かろうが、図案がどんな図案であろうが同じ、線をなぞるだけです。
図案を見て、難しそう、、、と思ったとしても、「赤ペンでなぞるだけ」ってことを思い出してください。
1-2.不器用な人なんていない!!
なぞるだけって言っても、赤ペンとカッターでは形状も扱いも違うから難しい、不器用でうまくできない、って思うかもしれません。でも思い出してほしいんです。
今は簡単だと思える赤ペンをもって思い通りに書くことも、幼い頃は赤ペンを持つことも、うまくいきたい方向に動かすこともできなかったのではないでしょうか?
つまり、どんな作業だってはじめは誰もうまくできません。そう、使いながら慣らしていくことで思い通りに彫れるようになっていきます。
私も消しゴムはんこがはじめから上手に作れたわけではありません。何度も失敗を繰り返しています。
だからはじめから上手に作ろうとする必要はありません。むしろ、挑戦した自分をほめてあげてください!
でも、どうしてもうまくなりたい!!どうしたらいいかな、と思ったら、
小さな目標を立てる → 挑戦する → 達成する → ご褒美
のサイクルを繰り返してみてください。そして、目標は小さく小さくしてください!上手になるのもいいですが、何よりも楽しめているか、が大切です。目標が大きすぎると達成できなくて心が折れてしまうこともあります。だから、小刻みに目標を立てて少しずつ前に進んでいきましょう!
まずは落ち着いて焦らずゆっくり作業すれば大丈夫です!
1-3.上手とか下手は関係ない!!
慣れなくて、ちょっと歪んだり曲がってしまう、と思っても気にすることはありません。私たちは機械ではなく人間です。ちょっとくらいずれるのは当然です。
私だって機械さながらの消しゴムはんこを作ることはできないし、そんなものを作りたいとも思っていません。だって私らしければいいから。
機械に負けないきれいなはんこを作る、なんて思う必要はないと思います。ちょっと歪んだり曲がったりしてもそれが個性だし、むしろ歪みや曲がっているものこそ機械には真似することのできない、人間らしい温かみという技術になるのではないでしょうか。
だから、ちょっとうまくできない、と思ったときはこれが今の自分の個性なんだな、くらいでいいと思います。
精密さよりもまずは楽しいと思いながら作ること。それが上手になるために最も大切なことです!
2.消しゴムはんこの細かい図案の彫り方|彫る前の準備
細かい図案もなんだかできそう、って思いましたか?まだ難しい?では実際に彫ってみることにしましょう!
でもその前に!!いきなり始めるのではなく、ちょっとした準備してから始めることによって作業の大変さが変わってきます。
ではどんな準備をしておくといいのか見ていきましょう!
2-1.体のバランスを整えよう
消しゴムはんこを始める前に自分の体の状態を見てみましょう。どんなに始めるぞー!と気持ちがあっても無理をしていたら楽しくすることができないし、思い通りにできずにがっかりしてしまうかもしれません。消しゴムはんこを彫る作業は確かに単純ですが、それでも全身を使って作業をするため、少なからず負担がかかります。
始める前に体のバランスを整えておきましょう!
何それ、体のバランスを整えるってどうやって?と思うかもしれませんが、難しく考えることはありません。
コップに半分くらい水を用意して、ちびちびと飲みましょう。体に水がしみこんでいくのをイメージしながら。はい、それだけ!!
これでバランス?!何がどう変わったんだ?と思うかもしれませんが、体の中ではしっかりと変わっています。私たちが行動したり考えたりするとき、体の神経は電気信号によって動いています。そして水は電気を通す物質です。
お水が体内に水が入ることによって電気を通しやすくして、神経運動、脳の運動をスムーズにしてくれるんです。
朝の習慣で朝起きたら水を飲むといい、と勧める記事を見かけますが、エネルギーを送って全身に電気信号が通りやすくすることによって活動が活発になるんですね。
朝起きたときばかりだけでなく、行動する前にお水を飲むのはおススメです!
2-2.身の回りを整えよう
消しゴムはんこを始めるぞー!という前に、ぐるっと周りを見てみましょう。
・机の上に余計なものはありませんか?
・きれいに整頓されていますか?
・道具はすぐに用意できますか?
・作業するスペースは狭くありませんか?
・カッターはさびて切れ味が悪くなっていませんか?
そう、作業をしていて集中力が阻害されてしまい、ストレスになる原因に作業環境があります。
机に余計なものがあると気を取られてあらぬところを彫ってしまった、とか
道具がすぐに用意できなくて探すのに時間がかかって結局できなかった、とか
作業スペースが狭くて姿勢が悪くなって肩や首が痛くなってしまった、
なんてことが起こります。環境だけの問題で失敗した時の落胆は大きいです。だって、防げることを怠ったために起きた事故はがっかりしてしまうし、やる気もなくなってしまう。それはもったいない!!
そうならないためにも、最高に快適な空間で作業ができるようにしておきましょう!
3.消しゴムはんこの細かい図案の彫り方|細かい図案を彫ってみよう
準備もできたところで、早速細かい図案を彫ってみましょう!大丈夫、簡単簡単!
先ほど赤ペンでなぞるの簡単!って思ったあの図案を今度はカッターで彫ってみましょう!
顔のあたりがなんともいやらしく細かいですねぇ。図案をよく見てみると、どの辺が細かいでしょうか?
・小さな目の丸や丸い鼻の輪郭
・小さな鼻の穴や歯
・持っている旗の中の細い線
細かくて難しそう。。。と思わなくて大丈夫!「赤ペンでなぞる」を思い出してくださいね!
では早速やってみましょう!
3-1.細かい丸の輪郭を彫る
では、小さな目の丸や丸い鼻の輪郭を彫ってみます。
一筆書きで一気に彫れるのが理想ですが、小さい丸の輪郭は曲線の角度が鋭角になるのでずれてしまいがち。でもずれてしまっても大丈夫です。
もしうまく曲がれず大回りになってしまったときの対処の手順を書いてみました。
この絵はちょっと大げさですが、うまく消しゴムを動かせずに、刃の向きがうまくできずに大回りになってしまうならば、一筆書きができるまでは何度も回りながら沿っていきながら小さく回るコツをつかんでいけばいいと思います。
では実際に目を彫ってみます。目の上にはいやらしい感じで眉毛がありますね。まずは一気にそれぞれのパーツを彫ろうとせずに、目と眉の輪郭をざっくりと描いて彫ります。こんな感じで!
そうしたら、目と眉の間を彫っていきます。目と眉の間隔が狭いので深く入れないようにしましょう。深く刃を入れてしまうとうっかりどちらかがなくなってしまう恐れがあります。
目の輪郭の残りは一気に彫れれば彫ってしまいます。でも小回りするのが難しそうならば何度も大回りを繰り返しながら彫りましょう。
そうして、眉も彫ってこんな感じで彫れました!
鼻の輪郭も同様です。二つの丸の上の曲線も合わせて輪郭にしてざっくりと輪郭を彫ります。
それから各パーツを彫っていきます。これも線と線が接近しているので、刃は浅めに彫っていきましょう。
そうしてできたのがこんな感じです!
3-2.細かい図形をくりぬく
小さい鼻の穴や歯のところ。小さくくりぬくのは細かくて大変そうだぁ、ってことはありません!実は小さいくり抜きはリズムよくできるとすごく簡単、むしろ面白いほど簡単に彫れます。
例えばリンゴや柿などの果物をナイフで剥こうとしたとき、小さく傷んでいるいるのを見つけたとします。
私も小さく傷んでいる果物を見つけました!
この傷んでいるところをナイフで取るとき、刃をぶすっとさして、果物をクリンと回してくり抜きますよね。こんな感じで
消しゴムはんこで小さい丸をくりぬくときも同じ!刃の先を軸にして消しゴムをぐるっと回してくり抜きます。鼻の穴も同じようにくりぬいてみましょう!
刃のところは四角いくり抜きだから消しゴムを回したら丸くなっちゃう、ということはありません!消しゴムはくるんと回しますが、刃の向きに注意しながら、刃が線になぞっていることを確認しながらゆっくりと消しゴムはんこを回して彫っていきましょう。こんな感じで彫れました!
3-3.細かい線を残す・彫る
さあ、細かい線を彫ってみましょう!
どうしよう、難しそうだ、と思ったときは、「赤ペンでなぞるのと同じ」でしたね!細くても太くても線の縁をなぞるだけです。緊張せずに落ち着いていきましょう!
図案の中で細かい線は旗にあります。
あえて細い線になるように旗の中の線は0.3mmのシャーペンで、そのほかの線は0.5mmで描いてみました。いじわるですねぇ。でも大丈夫です!なぞるだけです!!
【細かい線を残す】
まずは旗の中で細い線を残してみましょう。もうここは慌てずにゆっくり。そして力を抜きますよ!もし緊張して力が入っているときはぷらぷらぁ~と手首を力を抜いてからやってみましょう!そしてお水を飲む!
【細かい線を彫る】
今度は細かい線を残すのとは逆、細かい線を彫っていきます。インクをつけてはんこを押したときに白く細い線が出るようにする場合、同じです。線に沿ってなぞる!ただ、刃の向きが線を残すときと逆になりますね。
そして、彫る、というよりは刃を線に沿って軽く軽くなぞる、という感覚です。刃を深く入れると線が太くなってしまいます。細い線の時はさーっと軽くなぞっていく感じでいきましょう!
旗の中の細い線がこんな感じで彫れました!
左側が線を残したとき、右側の2本の線が線を彫ったときです。
後は白い部分を赤ペンで塗りつぶす漢字で白いところをどんどん彫っていきましょう!せっかく彫っていった細かい部分をそぎ落とさないように気をつけて彫っていってください!そうしてこんな感じで消しゴムはんこが完成です!
細かいところを彫るのはどうでしたか?とにかく慣れないうちは余計に力が入ってしまうので落ち着いてゆっくりやりましょうね。お疲れさまでした!
4.消しゴムはんこの細かい図案の彫り方|彫り終わったら
消しゴムはんこで細かい図案を彫ってみましたがいかがでしたか?
どんなに線に沿っていくだけ、とはいっても細かいのでかなり集中してしまうのではないでしょうか。そして慎重に慎重にしようと力が入ったり、かなり疲れてしまうと思います。
そんな疲れを残さないためにも終わった後にしっかりと体をいたわってあげましょう。
4-1.思いっきり深呼吸しよう
消しゴムはんこが完成したら大きく深呼吸しましょう。消しゴムはんこを彫ることに集中していると、呼吸を忘れてしまうことがあります。
えっ?生きてますけど、と思うかもしれませんが、緊張した状態になるとかなり呼吸が浅くなっています。例えばびっくりした時、状況が理解できるまで呼吸が止まっていることありませんか?
緊張状態になると脳は呼吸のリズムが調整できなくなり、呼吸が浅くなってしまいます。それは運動しているとき、仕事のストレスを感じたとき、とすごい大きな緊張だけでなく、ちょっと集中したりするときの緊張でも脳はリズムが調整できなくなってしまいます。もちろん消しゴムはんこで一点に集中しているときもです!
呼吸が浅くなり、体から酸素が取り入れられなくなると酸欠状態になり、体は疲れやすくなります。
消しゴムはんこを彫ったくらいで酸欠なんて大げさ、と思うかもしれませんが体は思っているより緊張している状態です。翌日に目が疲れて、肩が凝って、首が痛くて、なんてことがないように大きく深呼吸して体に酸素を送り込んであげましょう!
4-2.体をほぐしてリラックス
消しゴムはんこを彫っているとき、うっかり曲がってしまわないように、彫り損じてしまわないように、と姿勢を固定して動かないようにしていることが多いです。
特に細かい図案を彫っていると、慎重に彫ろうとするため、凝視して目を使い、目の位置を固定するために首の位置を固定、手がぶれないように力が入り、体が動かないように姿勢を保ち、といつの間にか全身を固定しています。
そのため、作業が終わったら肩を回して、背中を伸ばして、体をぷらぷらと動かしてリラックスさせてあげましょう。終わってから体を動かしてみると「固まってる」という感じがするかもしれません。
消しゴムはんこを彫る作業は単純ですが全身を使った重労働です。実は私も作業の疲労度を見くびって首や肩をかなり痛めたことがあります。やり過ぎると起き上がれなくなることもあるので、しっかりと体をほぐして疲れを残さないようにしてあげましょう。
まとめ
消しゴムはんこで細かい図案を彫ることについてお伝えしていきましたがいかがでしたか?
消しゴムはんこは基本的にどんな図案であっても線をなぞるだけです。細かいからと言って特別なにかをすることはありません。気楽に挑戦してみてください。
慣れないうちはうまくできないなぁ、不器用でできない、と不安になったり抵抗してしまうかもしれませんが、誰でも始めはうまくできません。少しずつ自分なりの感覚を覚えていけばいいと思います。
そして精密である必要もありません。ちょっとずれてしまったり曲がっても気にしない!!それがあなたの個性です。今の自分を受け入れて、挑戦した自分をほめてあげてください。
上手になりたいと思うのであれば少しずつ目標を達成してステップアップしていけばいいです。一度に上達しようと考えてしまうと、達成できない自分に苦しくなってしまいます。とにかく楽しむこと!!それが何よりも大切です。
夢中になり過ぎて疲れがたまらないように、とにかく楽しんで挑戦してみてくださいね!
ありがとうございました!
はじめまして、みむらさん。小見山里咲と申します。記事読まさせて頂きました。とても分かりやすく果物で仮定するところも親切でいい記事ですね!そこで聞きたいことがあるのですが、トトロの消しゴムはんこも作るところを記事にのせていただきたいです!トトロファンも多いので期待してます(o^∀^o)