こんにちわ!消しゴムはんこクリエーターのみむらともこです。
消しゴムはんこを作ろうと思ったときどんな消しゴムのデザインを作ろうかって迷うことありませんか?
私も消しゴムはんこを作りたいなぁと思いながらも、どんなはんこを作ろうか考えることがよくあります。
デザインを見つける方法の一つには、本やネットで図案を検索する方法がありますね。自分で描くことのできない図案がたくさんあって便利です。
でも、それだけではなく自分でデザインしてみるのもとても面白いです。
絵が下手だからデザインなんてとても難しくてできない、なんて思うかもしれませんがそんなことを思う必要はありません!消しゴムはんこのデザインは考える必要はないと思っています。
では、今回は消しゴムはんこのデザインに困ったときに、自分でどのようにデザインを作り出していったらいいかをテーマにお伝えしていきます。
消しゴムはんこの使い方の例も一緒に見ていきましょう。使い方を知るとさらにデザインのアイデアが膨らみますよ!
今回は乗っかってみる人と一緒に見ていきます。
それでは始めましょう!
1.消しゴムはんこのデザインを考えるコツ
いきなりデザインしましょう!と言われてもすごく難しい感じがしてしまいますね。しかも「デザイン」というカタカナがさらに難しそうに思わせてしまいます。
でも、実際消しゴムはんこのデザインは楽に考えていけばいいです。落書きするかのように気を張らずに思っていてくださいね。とは言われても、いきなりデザインを考えるのはちょっと抵抗ありますね。
では実際に消しゴムはんこのデザインを考えていくうえでどんなことを意識していくといいのかを見ていきましょう!
1-1.かわいくなくてもいい、かっこよくなくてもいい
自分でデザインを考えようとするときに、
「上手でなくちゃいけない、かわいくなくちゃいけない、かっこよくなくちゃいけない」
と思ってしまいがちです。でもまずは「誰かの評価は気にせずに自分が思うモノを作ってみよう」と決めてみてください。
上手か下手か、かわいいかかっこいいかは誰かの評価にすぎません。誰からどう見られるかよりもまずは自分が楽しむことを優先しましょう!
今回の乗っかってみる人も相変わらず不細工でしょ!私はそれでも楽しいし、これが自分自身の面白いと思うことだから気にしていません。
そんな感じで、自分からいったいどんなデザインが出てくるのかを楽しんでみてください!
1-2.はんこのデザインはパーツと考える
消しゴムはんこをデザインする場合、大きく2種類のデザインがあると考えています。
1つははんことして完成されているもの。1つのはんこを押しただけで意味を持っているものです。例えば、名前のはんこだったり、キャラクターだったり。乗っかってみる人もこの一つのはんこだけで「乗っかってみる人」の意味を持つモノなのでこの種類に当てはまります。
もう一つ、1つのはんことしては意味を持たないもの。1つのはんこを押しただけではそれが何を表しているのかが分からないものです。これは絵柄になるイメージです。例えば単純な図形や曲線や直線だったり、それが変形していたりするものです。
この意味を持たないデザインを考えるとき、消しゴムはんこの1つはデザインの一部だと考えます。だから意味がなくても一部なのでたくさん押したりほかのはんこと組み合わせたりすることでデザインになるもの、と思ってください。
1-3.目の前はデザインの宝庫
どんなデザインにしようかなぁと思ったときに、取材だったり勉強だったり、すごく大変なことと思う必要はありません。まずはどんなデザインがあるのか、いろんな本やネットで検索してお手本を見るのも一つの手です。
お手本を見るときに、ただ選ぶのではなく、自分はどんなデザインを好む傾向にあるのかな、ということを意識して見てください。動物?人?植物?形あるもの?柄?
まずはどんな傾向があるのかを知ったうえで、何を作ってみようかテーマを考えます。
例えば人のようなキャラクターを作ろう、と思ったら人はたくさんいますね。例えば電車に乗ったときどんな人がいるかな、とか、テレビにどんな人がいるのかを観察するといろんな表情のいろんな行動をする人を見ることができます。
動物だったらネットで動物を調べるとたくさんの画像が表示されます。私も動物のはんこを作るときはネットで画像を検索したり、たまに街で犬や猫などの動物に会ったときはたくさんの動物の写真を撮っておきます。
柄だったら家の中や外を歩いているときに見つけることができます。例えば木の机の木目だったり、草の葉っぱ、花、目についたものをどんどん自分が思うように描いて消しゴムはんこにしています。
はんこのデザインを探すことを意識して辺りを見回すと、今まで目につかないようなものが見えてきたり新しい発見があります。デザインを探す目的で街を歩いてみるのはおススメですよ!
2.消しゴムはんこのデザインを探しに行こう!
デザインは身近にあると言いましたが、実際にあちこち見まわしてデザインをしてみます!毎日見る景色の中にどんなデザインが潜んでいるのでしょうか?
私も日ごろ見落としているところにどんな発見があるのか楽しみです。では見ていきましょう!
2-1.家にあるものを見渡す
では私の家にあるものをぐるっと見ていきましょう!
まず目についたもの。ウォーターサーバーです。そして、よーく見てみると水滴がいっぱい付いています。
じゃあ、この水滴をハンコにしちゃいましょう。こんな感じで!
正確に忠実に描く必要はありません。なんとなくこんな風に見えるなぁくらいで思ったように描けばいいです。実際に水滴はたくさんあるけれど消しゴムはんこはとっても小さいでしょ。
それから照明のスイッチ。
なんてことないただの四角ですがハンコにしてみました。せっかくなので白黒反転させた2種類を作ってみました。こんな感じです!
写生ではないので正確さは気にしません。なんとなく思ったように描いてみてください。
これらの消しゴムはんこをどうやって使うか楽しみですね~
2-2.外を散歩してみる
では次に家から飛び出して外を歩いてみましょう。デザインを探すと思って散歩する、と意識すると、いつも歩いている場所が変わって見えてきます。では歩いていきましょう!
ダナンの街を歩いていると工事中が多い印象です。建物を壊して建ててを繰り返している感じ。そして、毎日通りかかるところで目についた建物の取り壊し現場です。
うーん、この不揃いな網目。面白いですね。そしてこれを消しゴムはんこにしてみました。こんな感じ!
消しゴムはんこにすると工事中の現場の風景なんて想像つきませんね。でもそんなもんでいいです。とにかく思ったように描いて、消しゴムはんこにしてみましょう!
2-3.自分の頭の中から探してみる
とにかくいつも観察して目に飛び込んできたものを消しゴムはんこにしていくばかりでも疲れてしまいますね。私もいつもそんなに目をギラギラと光らせているわけではありません。
そんな時、私はなんとなくの落書きをして作ってます。今日は丸を書いてみようかな、とか、どんな四角にしようかな、とか、そんな落書きから消しゴムはんこにしていることが多くあります。
いつも登場する人たち。今回の乗っかってみる人も、どんな人にしようかなぁと思いながら丸や四角を描いて顔を書いていってます。実は妄想から生まれた人たちです。
そして、こんな意味不明なキャラクターも作ってみました。ズバリ「黙ってみることにした人」です!
動物や人物のキャラクターだったら「かわいい」「上手」「かっこいい」を目指そうとはしておらず、この人は何を考えている人かな、とか、どんな表情にしようかな、とか勝手にキャラクターのテーマを作って描いてます。
そして私がキャラクターをどんな基準で描いているかは、キャラクターを見たときに、「なんだか面白い」「どんなストーリーを作ろうかな」「どんな格好をさせようかな」がどんどん浮かんで来るかで決めてます。だからほかの人に不細工、下手と思われようがどうでもいいんです。
例えば黙ってみることにした人の場合、この人は体の大きさの割に足が小さい。だからこの人立てないんです。立ち上がれないからあぐらをかいて黙ってる。でもなんか言いたげ。言いたいんだけど体が思うように動かないから葛藤している表情をイメージしてます。
言いたいんだけど動けないから「黙ってみることにした」んですね~
自分の中にストーリがあればどんなデザインであっても、ストーリーは動き出します。だから、人にどう思われるかは気にせずどんどん自分の感覚を信じて面白い、これがいい!って思うデザインをどんどん消しゴムはんこにしていってくださいね!
3.デザインした消しゴムはんこで遊ぼう!
辺りを見回して作ったデザインやなんとなく思い浮かんだデザインの消しゴムはんこをどうやって活用したらいいのか実際に使って遊んでみましょう!
はんこと言ったらインクをつけて押すだけでしょ?確かにそうですが、デザインとして使うと幅広く活用することができます。
では実際にどうやってデザインとして活用するのか今回作った消しゴムはんこを例に見ていきましょう!
3-1.試しにどんどん押してみる
まずはとにかく消しゴムはんこをいろんな角度や間隔を変えたりしながら押してみます。
先ほどデザインした消しゴムはんこを例にやってみましょう!
工事現場から生まれた消しゴムはんこ。縦横変えてもあまり変化がありません。
ではスイッチの消しゴムはんこ。並べて押してみたり、向きを気にせず押してみたりしました。
どちらにしても面白い柄になりそうです。
そして水滴の消しゴムはんこ。
間隔を狭く押してみると、水滴というより花にも見えますね。間隔をあけて押してみたら間に黙ってみることにした人を間に置いてみたくなってしまいました。
これはこれで面白い柄になりそう。
消しゴムはんこのデザインは無限です。一つの消しゴムはんこの押し方によってデザインすることもできるし、複数の消しゴムはんこを組み合わせてデザインすることもできます。
とにかく押してみると、はんこを作ったときにイメージしたデザインと違うように見えたり、組み合わせによってもイメージが変わってくるので、どんどん押してさらにデザインを作り出してみてください。
3-2.どんなところに使えそうかイメージする
いろいろ試して押してみて、どんなところに使えそうかイメージします。広いところにランダムにいっぱい押してみるか、整列させて押すか、端に飾りに押すか、ワンポイントで印象付けるか。どんなところに使えそうかなぁと、どんどんイメージしてください。
手帳に押してみる?名刺を作ってみる?お手紙に押してみる?できるかできないかはあまり考えず、とにかくいろいろイメージしてみることが大切です。
私は今回作ったデザインのはんこでどんなことをしようかイメージしてみました。工事現場から生まれた不揃いな網目のはんこ。これはテープにしようと思って並べて押して細長く切ってみました!
マスキングテープもどきです。こんな感じ!
ではほかのはんこも使って何か作ってみましょう!
3-3.消しゴムはんこ利用の応用|ブックカバーを作ろう
せっかく作った消しゴムはんこたちも利用されなければ利用価値が下がってしまい非常にもったいないです。
私もたくさんの消しゴムはんこを作ってきましたが、はんこを作るばかりで活用方法を知らないと場所を取る荷物になってしまうんです。それってもったいないですよね。
ということで、今回作ったいくつかのデザインのはんこも何か利用できないか考えてみて、、、
ブックカバーを作ってみることにします!ちょうど欲しかったってこともあるのですが。
では作ってみましょう!
3-3-1.材料
ブックカバーで用意した材料は
・紙
・のり
・先ほど作ったマスキングテープもどき
紙は一枚でできる大きさがなかったので2色の紙で作ることにしました。
消しゴムはんこは今回作ったデザインのはんこを使いますよ!インクはいろんな色があるのですが、今回は色のついた紙を使うのでインクは黒のみにしました。
3-3-2.サイズに合わせて紙を切る
本の大きさに合わせて紙の大きさを合わせます。今回は2色の紙を使うので、どの位置で紙を切り替えるのかを考えて、本の端を折り返す部分、本の外側の長さ、紙を切り替えるときはつなぎわせる紙ののりしろも合わせて紙を裁断します。
のりでつけるときははがれないように端までまんべんなくのりをつけて付けしましょう!
3-3-3.紙の切り替え部分
2色の紙の切り替え部分は段差があり、摩擦や刺激によってはがれやすいです。そのため、段差をなくし、強度をつけるために切り替え部分にテープを貼るとよいです。でもセロテープはダサい。
ということで、先ほど作ったマスキングテープもどきを使っておしゃれに強度をつけましょう!マスキングテープもどきの裏には隙間がないように、浮かないように端から端までしっかりと糊付けをしてください。こんな感じで!
マスキングテープは長めにとって裏面に折り返して貼るようにしましょう。そうすることではがれにくくなります。
デザインされたハンコが押されているので既製品とは違って個性的に見えますね!セロテープの効果もありつつ、自分で作った消しゴムはんこでデザインされていていい感じ!
3-3-4.表面をはんこでデザインする
無色でもマスキングテープもどきがあるからいいかな、って感じもするのですが、ちょっと寂しいのでマスキングテープもどきのあまりを斜めに貼り付けてみます。
長細いものを貼り付けるとき、一度にのりをつけてしまうとずれてしまうので、少しずつのりをつけて貼り付け、を繰り返しながら貼り付けていきます。
ブックカバーは本に沿って折るため、折ったときにテープがたわんでしまったりパツパツで切れてしまう恐れがあります。そのため糊付けはたわみや糊が足らず浮かないようにしっかりと糊付けしましょう。
こんな感じです!
これ以上何かしなくてもいいかなぁ、という気もあるのですが、せっかくなのでスイッチのはんこを押してみました。本来なら先に押しておいた方がきれいに間隔をつけて押せるので計画性が大事!!後から押して失敗したなぁという感じになっちゃいました。
3-3-5.あまりものを活用する
余った紙やマスキングテープもどき。捨ててしまう前に何かできそうですね。今回はあまりものを使ってしおりを作りましょう。
しおりにしたい大きさに紙を切って、水滴のはんこを押しました。
それだけでもいいのですが、せっかくなので黙ってみることにした人を切り抜いて上から貼ってみます!この時も浮かないように端までしっかりと糊付けします。こんな感じ!
あえて別の紙に切り抜いて貼ったら、周りに柄があっても黙ってみることにした人の印象がグッと強くなりました。白い紙に押したので、色鉛筆やペンで色を塗っても印象が変わります。
そしてマスキングテープもどき。ぐるぐるっと紙を巻くように貼り付けました!この時も貼り付けるときは浮かないようにしっかりと糊付けしてくださいね。
あまりもので簡単に自分デザインのしおりも完成です!
作ってみていかがでしたか?自分のデザインのはんこでブックカバーとしおりができました。これで電車の中で堂々と本が読めます!むしろみんなにブックカバーを見せたくなっちゃいます!!
意味不明なはんこでしたが、どこに押すのか、どんな間隔で押すのか、をちょっと工夫するだけで個性的なデザインの面白いものが作れました!
自分デザインのブックカバー、ぜひ挑戦してみてくださいね。自分ですべてを作るととても愛着がわいて大切に使うようになりますよ!おススメです!
まとめ
今回はデザインについて見てきました。いかがでしたか?
デザインという言葉だけだとなんだかとっても難しそうに聞こえて、専門知識がないとできないように感じてしまいがちですが、まずは感覚から挑戦してみたらいいと思っています。
私自身もデザインを専門の学校で勉強したわけではありません。自分の感覚が頼り。好奇心からデザインをするようになって、後から知識を勉強しています。深く知りたくなったら勉強すればいいと思います。
そしてデザインは頭を悩ますものでも考えるものでもなく、身近なものを観察して思ったように描いて作ってみる、落書き程度な感覚で始めてみてください。この時、上手とかかわいいとか全く気にしないことがポイントです!
消しゴムはんこはデザインのパーツの一つ。はんこ一つの形に意味がなくても面白いデザインが生み出せます。とにかく自分で想像したものや思いついたものを信じてどんどん消しゴムはんこにしていってください。
そして出来上がったらどんどんいろんなパターンで押してみる!間隔を狭くしたり広くしたり、向きを変えてみたり、何個かの消しゴムはんこを組み合わせてみたり。自分で面白いなぁと思うデザインを作り出してみてください。
デザインができれば、あとはどんなところに使おうかを考えていくだけです!使う場所によってもまた雰囲気が変わるのでどんどん挑戦してくださいね!
そして、デザインを目的に出かけると今まで見ようともしなかったものが目に飛び込んできて視野がひろがり、さらにイメージがどんどん膨らんできます。
私自身も今まで旅行に全く興味がなかったのですが、消しゴムはんこのデザインを目的にするようになってから旅行が好きになり、海外旅行をするようになったほどです!
何がきっかけで自分の世界が広がるかは分かりません。でも、ちょっとしたことでも挑戦してみることによって発見がたくさんあり、自分の視野がぐっと広がっていきます。もちろん消しゴムはんこもデザインも人生を大きく変える一つだと思っています。
ぜひどんどん挑戦してご自身の世界を広げていってくださいね!
ありがとうございました!